
近所の公園にある「イチョウ」です。銀杏・公孫樹どちらもイチョウ。
この樹はそれほど大きくありません。といっても私の背丈の3倍は
あると思いますが、イチョウというと「大木」のイメージがあります。
このイチョウはまだ若木ですが、周りの紅葉した樹に負けまいとするように、
ミゴトに黄金色になり始めていました。
昔々の話ですが、通っていた小学校に大きなイチョウの樹が何本もあって、
中に「雌木」があり、毎年秋になるとギンナンを落としてくれました。
ギンナンというのは実に「くさい」ものですが、
ある年、トモダチが「コレの中のタネはおいしいんだ」というのを聞いて
くさいのもモノともせずに、何個もそのまま拾って持ち帰ったことがあります。
手にも、着ていたものにも、その強烈な匂いがついてしまい、
そのギンナンをどうしたかより、母にたいへん叱られた記憶しかありません。
最近は落ちているギンナンを見たことがありませんが、
料理にギンナンを使うと、ふっとあの「におい」がよみがえります。
イチョウは夏の間の青さがまたきれいなものですが、
少しずつ黄色になっていく間のグラデーションも美しく、
全部黄色になったあともまた美しいもので、ずーっと楽しめる気がします。
葉っぱは、落ちているとどうしても「きれいで形のいいものはないか・・」と
探したくなってしまいます。そうやって拾ってきた「葉」が、
何枚も「電話帳」の中にはさまっていまして、
毎年「電話帳」の交換時期になると、どこへ入れたっけ・・と探しだし、
新しい電話帳に「おひっこし」・・が恒例になっていました。
そういえば、久しくやっていませんで、この前は何枚かはさまっているのを
そのまま「交換」に出してしまった!・・・。
今日は、出先からの帰りにあわただしく写真を撮っただけで、
そのまま帰ってきてしまいましたが、ちょっと時間を作って
キレイな落ち葉を探しに行って見ようかな・・・と思っています。
何枚かまた電話帳にはさみ、残りはおふろに浮かべてみましょうか。
行く秋を惜しんで「イチョウぶろ」!
元々漢方でも「薬」として使われていたものですしね。
イチョウの色づいたのをみつけて帰ってきたあと、
我が家の山茶花も咲き始めているのを思い出しました。
手入れもロクにしてやらないのに、忘れずにちゃんと咲いてくれます。
そろそろ夜になったら玄関に入れてやったほうがいい鉢植えもあるし、
ああ、もうそんな季節なのだなぁ、冬支度しなくちゃ・・・と、しみじみ・・。
ついでに忘れていたかったことまで思い出しました。
ストーブ出さなきゃ、あっ今年は「灯油」がものすごく高いんだった!
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