伸子張り、暑かったですー

透けて伸子が見えてますねぇ、これだけみれば「涼しそう」ですが…。

今日は暑いといっても、湿度は真夏ほどではないので、
家中、あくところは全部あけて風を通しましたが…、
動き回ると汗かくし、伸子張りに表へ出たらまぶしいし…。
これから梅雨なんですけどねぇ…。

さて、昨日ご紹介した黒地の解きもの、お天気よかったので
せっせと伸子張りをやりました。幸いにも、大きな穴などの問題はナシ、
着物として着られます。縫う腕さえあれば…（それが大問題じゃ…）。
幅が狭かったので、ちと強めに伸ばしましたら、これだけ出たんですが…


　　　　　


かわりにデコデコだったちぢみが、平らになりましたぁ、ははは。
まぁざらつきはありますし、これで着物に仕立てて着れば、
またちぢみの風合いがでるでしょうから…。
あとは半幅一枚だけですが、今日は午後からだったので残っちゃいました。
明日もまたお天気だそうですから、やりまっしょ。

なんでもない井桁絣なんですが、さっぱりしていていいですね。
いろんな色が入ったかわいい絣も好きだけど、
こんなあっさりさっぱりも好きです。　　　　

今日、パソの先生が、お立ち寄りくださったのですが、
細かい蚊絣の着物、ちょっと離れると無地感覚…いいなぁやっぱり。
男物の麻で、白地に黒の蚊絣の着物を探しているのですが、
白地はどうしても汚れたりシミが目立ったりで、いまだ「完品」には、
お目にかかっていません。白地の木綿はあるのですが、
木綿はたいがい「染め」なんですよ。
昔の書生さんが着ていた着物、もし見つかったら船底袖の対丈の着物にして、
夏のお風呂上りに着たいんですー、そう腰に手をあててコーヒー牛乳を飲む…？

入手したものの中には、洗い張りした物がいろいろあるのですが、
なにしろ「開いて見ないとわからない」ので、順番に…です。
たいがいはツギがあたっていたりで、
昔の人の知恵と「エコ」を感じるのです。
さて、一枚浴衣が出てきました。なんかものすごーくのすたるじっく？


　　　　　　


ちょっと柄が小さくて少なめですけど、こんな感じの、多かったですね。
今これを見ると、どう見ても「寝巻き」ですけど…。
これも、たぶんそうやって着られたんじゃないでしょうか、丈も袖も短いです。
これこそお風呂上りに腰にてをあてて…いや違うってば、
さっぱり着てそのまま寝ちゃっても、ですね。
このゆかた、わずかーに小さなしみがあるんですが、
コレだけ白いものの割にはコンディションいいです。これも販売予定。

寝巻きから、ふと「腹巻」を思い出しました。
私は高校まで、寝るときは必ず「腹巻」をせよ、といわれてまして、
やってましたよ、ピンクのを…。
さすがに修学旅行にはもっていかなかったですが、
なんだかずーっと習慣になってまして、なんの疑いもなくしてましたね。
１０歳くらいまでの腹巻は母のお手製で、晒しを幅１５センチくらいにたたんで
まわりを縫い合わせたもので、両端は三角に折り込んであって、
そこに紐がついていました。毎日洗うのでまわりがボロけてくると、
解いて広げて、いいところを外にして…。
よくまぁマメにしてくれたものだと思います。


さて、いくらなんでも厚手のトレーナーやなんかはしまわないと…。
半分くらいは片付けたのですが、つい数日前はストーブつけましたからねぇ。
お天気を追いかけて、明日もがんばんべ！