ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

インタビュー

2012-08-12 23:33:43 | つれづれ

 

オリンピックもいよいよ、今夜…ではなく、明日の早朝ですが、閉会式となりました。

なんだか終わると思うとはやいものです。

番狂わせやら、意外な展開やら、メダルの数ではなく、ほんとに楽しめたと思います。

男子マラソンは、入賞しちゃったし…??

 

で、インタビューなんですが、なんと言いますか…別にオリンピツクに限らずですが、

何で日本人ってつまんないことしか、聞かないのでしょう。

日本人って、インタビューは、するのもされるのもヘタですねぇ。

あの震災の直後に雪が降ったとき、雪の中呆然とたたずむ被災者に

レポーターが「雪降って寒くないですか」と聞いたとき、アタマ沸騰しそうになりました。

 

まあオリンピックでは、それほどのこともありませんでしたし、

それが、勝ったとかメダル取ったとかだと、取ったほうも興奮しているでしょうし、

うれしい、ありがとう、皆さんのおかげです…が続いても、そりゃそうだよね、よかったね…と、思います。

それに、今の日本は「震災」のことがありますから、ふるさとのため、復興の応援、

そういう気持ちが前に出るのは、よくわかりますから。

でもねぇ…負けた人とか、ちょっとふがいない、男泣きしてる…そういうのって、

本人が一番よくわかっているだろうし、何を聞いてくれとも思いませんわ。

義務のようにマイクを向けて、ありきたりのことしか聞けない…。

「こういう答えを引き出すように」しか、ないんですかね。決められてるのかしらん。

 

何でも、帰国後の民放での番組で、メダリストを呼んで…みたいなことがあったそうですが、

ずいぶんつまらないことを聞いて、その場がシーンとしたとか。

メダリストを呼ぶのもよくやりますけれど、あっちでもこっちでも、同じようなことしか聞かない。

確かに、ああいう立場の人たちは、所属している会社の広告塔だったり、

自身のやっているスポーツのアピールとか、CM契約しているための顔出しとか…

そういうモロモロの理由もあるでしょうから、そういう番組に出るのは仕方ないことなのかもですが、

局側の企画として、そのスポーツもしらないような女性タレントが「わぁ」とか「きゃあ」とかいいながら

つまらないことをいったり聞いたりすると、なんだかかわいそうになってしまいます。

 

あの、参加最高齢者、乗馬の法華津氏が試合後に、外国の女性のインタビューを受けていました。

あの方は英語ができますので、ご自身でお答えになってましたから、出ていたのは字幕スーパー。

私は英語がわかりませんし「訳」が出ているわけですから、ほんとのところはわかりませんが、

質問は「ブラジル(次回開催地ですね)でも、あなたにお会いできますか?」

答えは「私を連れて行ってくれる馬がみつかれば」。

ぴったり息があい、技術もある馬を探すのが大変なのだそうです。

局によって「連れて行ってくれる馬がいないと」とか「探さないと」になっていましたが、

質問は「次回も参加しますか」より、ずっとスマートだし、答えも「もう年ですからねぇ」よりずっと素敵です。

 

まだおわったばかりなのに「次回五輪は…」と聞く。おなじことなのに、言いようでずいぶん雰囲気が違います。

また日本で、もうこれで最後かも…の人が「お会いしたいですね。コーチかもだけど」なんて答えたら

即座に「○○選手、コーチ転向か!」なんて出るでしょうね。日本のマスコミの姿勢も問われるところだと思います。

こういうところのセンスって、日本はまだまだだなぁとおもいます。

まぁ答えるほうは、それでなくとも競技しにいってるわけで、しゃれた答えの準備までできてなくても、

そりゃかまいませんが、聞くほうは聞くプロでしょう。そういうところ、もう少しなんとかなりませんかね。

 

文句ついでにもうひとつ、今日の男子マラソン、アナウンサーが、

最初「一人旅」していた「ウィルソン・キプサング・キプロティチ」、ずーっとこの長い名前をフル・ネームで言う…。

あたしまで覚えちまった。実は優勝したほうは国は違うけど、同姓の「スティーブン・キプロティチ」

長いほうは、ずっと先頭でしたし、一人旅なんだから「ウィルソン」か「ケニヤ・キプロティチ」でいいでしょうが。

途中でウガンダの「キプロ」さんが追いついてでてきちゃったら、こちらは「ウガンダのキプロティチ」としかいわない。

本人も混乱したとは思いますけどね。ある種の失礼さってあると思います。

 

テレビも最近はほとんどビデオ撮りですから、全体に生放送に弱くなったな…というのは、

どの番組でも感じていることです。こっちは生放送が当たり前時代のテレビで育ってますからね。

しかし、こういう名前のことなんかは、当然下調べもできるわけだし、ちょっと準備不足。

プロって何…と思ったしだいです。あーー終わる前だったのに、文句ばっかし言っちゃった。

さー、早く寝て、閉会式みるぞー。今度は日本選手、途中で退出させないでねぇ、イギリスの係員さん。 


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 遊戯(具)、今日は「トラン... | トップ | お盆休み »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
同感・・ (陽花)
2012-08-13 08:40:06
時々そういう聞き方は?・・とか
分かり切った事を・・とか思う事を
聞いている事が多いですね。

スマートに聞いてシャレで返すのを
聞くとスゴイ上手と思いますけどね。
返信する
Unknown (とんぼ)
2012-08-13 16:59:39
陽花様

答えるほうは、雄弁な方も、口の思い方もいらっしゃるのですから、
聞くほうは、その対処からして、考えてほしいものです。
「今のお気持ちは?」が、一番愚問です。金メダル取ったら
うれしいしかないでしょうに。

勉強不足ですねぇ。
返信する
Unknown (古布遊び)
2012-08-14 06:58:44
全く同感です。
最近のインタビューを聞いていると時々どうして、そんなことを聞くの?というか、もう少し違う聞き方があるでしょうと思うこと多々です。
聞く方はプロですからもっと勉強してほしいなあと思います。

震災の時は特にそう思いましたねえ~~
返信する
Unknown (とんぼ)
2012-08-14 16:00:40
古布遊び様

たまに「今回のレースはああで、こうでしたね、うれしいでしょう。今のお気持ちは?」…なんてのがいて、
今、アンタが全部言っちゃったよ…みたいな。
リポートとインタビューの区別もつかないのかと、あきれます。
震災などの被害者にマイクを向けるときは、特に聞くことと聞き方に、
もっと勉強が必要だと思います。
聞かなくてもわかるようなことばかりですもの。
返信する

コメントを投稿

つれづれ」カテゴリの最新記事