こうもり、昔風に言うと「かわほり」の根付です。素材はつげ。
ボールペンとくらべても、かなり大きいでしょう。
便箋の上で写しちゃってます、すみませーん。
おなかのほうはこんなです。二つの穴に紐を通すわけですね。
今、根付として売られているものの多くは、お財布やケータイなどに
ぶら下げてつけるものが多く、みな小ぶりですね。
しかし、昔「根付け」本来の役目を果たすために作られたものには、
大きななものがたくさんあります。
根付は当時の男性が、煙草入れ、財布、印籠などを持ち歩くのに
落とさないように、それぞれの品物につけた紐の先につけて、帯の下を通し、
その帯の上に引っ掛けたものです。
ですから大きくないと用をなさなかったんですね。
女と違って櫛かんざしなどの装飾品がない男性の場合は、
煙草入れやキセルなどの小物、そして根付けもその装飾品のひとつになりました。
お金にゆとりのあるものは、高価な材料を使ったり、
緻密な細工をしたものを好んでつけました。
実は「浮世絵」と同じで、国内で需要がなくなったあと、
「美術品」として、海外に流れてしまったものも少なくありません。
で、このこうもりくんですが、ぶら下げるにはちと大きいですが
本来の、帯に引っ掛ける感じでつけてみるとこんなです。
ちゃんと男物の着物と帯ではないのですが、使い方はこうなります。
帯の下に「煙草入れ」とか「印籠」とかが、さがっているわけですね。
さて、この「こうもりくん」、「かわほり」とも呼ばれます。
こうもりという呼び方は、このかわほりが語源だそうです。
現代では「吸血鬼のおトモダチ」とい言う感じで、敬遠されることが多いですが、
中国では「蝙蝠」の「蝠」の字が「福」と同じ発音ということで、
めでたいもの、縁起がいいものとされています。
なんでも、長く生きたネズミは福を呼ぶ蝙蝠になるとか…。
日本でも100年生きたネコは「妖怪」になる、とか
100年使われた道具は「九十九神」になると言われますね。
だから長く使った道具は99年目で燃やすとか寺へ納めるとかするのだと。
人は古来から、魔をよけ福を呼ぶことを大切にしたんですね。
根付の細工は、ホントに細かいものが多くしげしげと長めてしまいます。
こちらは「とうもろこしとネズミ」
こういう根付には裏に名前がありますが、作者についてはピンキリ。
要するに「友禅」とか「西陣織」などにも「作家」として、
名前がはいってたいら、それだけでゼロが増える…というような人もいれば、
すばらしい友禅でも無名の人もいます。それと同じですね。
名前がわかっていたらゼロが増えるのも、着物と同じです。
でも、私のようなええ加減なコレクターは、ほんと「見た目」です。
私、ジオラマとかミニチュアとか弱いんですよ。
ただ、有名とか無名とかに関係なく、こういう技術やモノがなくなってゆくのは
とてもさびしいですね。
で、とんぼはどーするのよ、コレ…。
いやぁキセル使わないし、印籠よりも今は「ピルケース」だし…。
帯留めにしたら…コワイ???
まーーー、コレクションっちゅーことで…。
HPの「ぎゃらりぃ」の「えとせとら」のほうに、ほかの根付も一緒に、
ご紹介したいと思います。
ボールペンとくらべても、かなり大きいでしょう。
便箋の上で写しちゃってます、すみませーん。
おなかのほうはこんなです。二つの穴に紐を通すわけですね。
今、根付として売られているものの多くは、お財布やケータイなどに
ぶら下げてつけるものが多く、みな小ぶりですね。
しかし、昔「根付け」本来の役目を果たすために作られたものには、
大きななものがたくさんあります。
根付は当時の男性が、煙草入れ、財布、印籠などを持ち歩くのに
落とさないように、それぞれの品物につけた紐の先につけて、帯の下を通し、
その帯の上に引っ掛けたものです。
ですから大きくないと用をなさなかったんですね。
女と違って櫛かんざしなどの装飾品がない男性の場合は、
煙草入れやキセルなどの小物、そして根付けもその装飾品のひとつになりました。
お金にゆとりのあるものは、高価な材料を使ったり、
緻密な細工をしたものを好んでつけました。
実は「浮世絵」と同じで、国内で需要がなくなったあと、
「美術品」として、海外に流れてしまったものも少なくありません。
で、このこうもりくんですが、ぶら下げるにはちと大きいですが
本来の、帯に引っ掛ける感じでつけてみるとこんなです。
ちゃんと男物の着物と帯ではないのですが、使い方はこうなります。
帯の下に「煙草入れ」とか「印籠」とかが、さがっているわけですね。
さて、この「こうもりくん」、「かわほり」とも呼ばれます。
こうもりという呼び方は、このかわほりが語源だそうです。
現代では「吸血鬼のおトモダチ」とい言う感じで、敬遠されることが多いですが、
中国では「蝙蝠」の「蝠」の字が「福」と同じ発音ということで、
めでたいもの、縁起がいいものとされています。
なんでも、長く生きたネズミは福を呼ぶ蝙蝠になるとか…。
日本でも100年生きたネコは「妖怪」になる、とか
100年使われた道具は「九十九神」になると言われますね。
だから長く使った道具は99年目で燃やすとか寺へ納めるとかするのだと。
人は古来から、魔をよけ福を呼ぶことを大切にしたんですね。
根付の細工は、ホントに細かいものが多くしげしげと長めてしまいます。
こちらは「とうもろこしとネズミ」
こういう根付には裏に名前がありますが、作者についてはピンキリ。
要するに「友禅」とか「西陣織」などにも「作家」として、
名前がはいってたいら、それだけでゼロが増える…というような人もいれば、
すばらしい友禅でも無名の人もいます。それと同じですね。
名前がわかっていたらゼロが増えるのも、着物と同じです。
でも、私のようなええ加減なコレクターは、ほんと「見た目」です。
私、ジオラマとかミニチュアとか弱いんですよ。
ただ、有名とか無名とかに関係なく、こういう技術やモノがなくなってゆくのは
とてもさびしいですね。
で、とんぼはどーするのよ、コレ…。
いやぁキセル使わないし、印籠よりも今は「ピルケース」だし…。
帯留めにしたら…コワイ???
まーーー、コレクションっちゅーことで…。
HPの「ぎゃらりぃ」の「えとせとら」のほうに、ほかの根付も一緒に、
ご紹介したいと思います。
職人さんのブログを見たことがありますが、
根付も様々な形、細工がしてあって、それを
組紐で組みながら付けていかれるのに驚き
ました。とんぼ様のコレクションもいろいろ
ありますね~・・・
なのに、高山にあった印籠美術館、なくなってました。象牙のそりゃ面白いものいっぱいあったのに、残念です。
着物を着て、印籠さげて我が家にいらしたかたいらっしゃいます。きどってる感じで噴出さずにはいられなかった。着物好きもここまでいくと、懲りすぎでした。
。。。私だったら、帯留めにしたい~~~!
できるのかな?
商品になるのかな?
帯留めになるのだったら欲しいなぁ。
陽花様
実は~組みひも、お願いしようかなーと
考えてました。いずれよろしくです。
骨董好きと言うわけでもないのですが、
「細工物」って、なんか心惹かれるのです。
安物ばっかりですけどね。
蜆子様
煙草入れをさした男の方を見たことがあります。
職人さん風のおじいさん、かっこよかったですよ。
モノによりけりですねぇ。
さげりゃいいってもんじゃない?!
青め猫様
残念ながら、これは私のコレクションなんです。
まだ数は少ないんですが、櫛やかんざし、根付が
とても好きなんですよ。
ツゲ細工の新しいものなら1000円から
2000円くらいで、ヤフオクにでていますよ。
「根付」で検索してごらんなさい。
それと、帯留め金具をつければ、
帯留になりますが、裏の形状が丸いとね。
ツゲなんかの木のものなら、
やすりとかで平らにすることができます。
我が家のまわりにはこうもりがいっぱいいて、夕暮れになると、飛び回っているんです。
そして夜になると、軒先に何匹も身体寄せ合って寝ているんですよ。
でもここは田んぼや大きな木もありますけど、住宅街。(フンが大変なんです)
私はこーもりの「豚鼻」が大好きで、ガラスに激突して気絶中のこーもりを捕まえては羽を「びろ~ん」と広げて喜んでました!
かっこいいです、煙草入れ下げてる方・・。子供の頃、近所にいた爺さま。らくだの腹巻から、木の実の根付を下げてました。肌着の襟元と半そでの口から華やか~な色とりどりの花模様が見えて・・。昔って、身近にいろいろなひとがいたんだな~
とんぼさんのページにお邪魔すると、記憶の引き出しが開きます。
根付け。水滴。文鎮。見つけると、ついつい買ってしまいます
カオまでけっこうリアルにできてます。
実際、こういうものがそばにいると
「益」と「害」と両方あるわけですよね。
「めずらしー」なんて言ってられませんね。
ゆん様
こうもりは、どうしても「顔」は不細工ですね。
かわいいけど、笑っちゃう。
私は下町育ちでしたから、結婚して千葉に行って
初めてとんでいるところを見たんです。
主人と二人で「おぉ~~」とアホみたいに
口あけてみていました。カッコよかったです。
私の子供のころには、まだお年寄りが
着物をきていましたね。夏に浴衣の尻っぱしょりの
ジーサマもいましたわ。うちわかなんか
パタパタしながらゲタっっかけて
近所のジーサマのところへ将棋指しに、なんて。
蝸牛様
こういう細工はなくなってほしくないと
思っていますが、なかなかねぇ。
私もついつい骨董市なんかで探してしまいます。
文鎮、水滴も凝ったものが多いですね。
我が家には、義父の遺品の「足の上に落としたら
ゼッタイ骨折する」重さの「すずり」があります。
使わなくても大切にしていこうと思います。