海苔が大好きなので切らさないようにしていますが、どんどん溜まる「乾燥剤」。
ほかにもお菓子だのなんだの…いろいろ。
使おう使おう思いつつ、そのままにしてきましたが、今回土壌用にまとめてしまおうと…。
乾燥剤、食品についてくるものなどの乾燥剤は「シリカゲル」と「石灰」の二種類あります。
シリカゲルは、粒々の中にブルーのものなどが入っているもの。
「ゲル」は「ジェル」のことで、透明のビーズみたいなもののことですね。
よく押し入れ用のものなどに「サインシール」がついていて、青がピンクに変わったら、
天日に干すとまた戻る…と書いてあります。確かに復活はしますが、限界はあります。
こちらは、土壌用には使えません。
使えるのは白い袋に入っている「石灰乾燥剤」。
だいたい袋に書いてありますね。なかは見えないのがふつうです。
新しいものは、触ると粒々というか、おせんべいが細かく割れたもののような指触りです。
この状態では「生石灰」、これは水と激しく反応します。
崎陽軒のシウマイとか駅弁などで、紐を引くと温めて食べられる…というのがあります。
これは石灰と水の反応を利用したもの。
生石灰と袋に封印した水があり、紐を引くと袋が破れて水が生石灰にかかって
激しい反応をおこして発熱するわけです。ヤケドする熱さまでいきます。
乾燥剤の場合は、空気中の水分を少しずつ吸収していくので反応は穏やかです。
そして、めいっぱい湿気を吸収すると生石灰は「消石灰」になります。
この時はもう粒はなく「粉」の状態、また、水分と反応すると体積が増えるので、
元々石灰乾燥剤は、袋が大きめにできています。
吸湿して体積が増え、白い袋がパンパンに膨らんだものはもう乾燥剤の役目を果たしません。
乾燥剤っていつまで使えるの?と思いますが、
たとえば海苔でもお菓子でも、その袋を開けたとたんに吸湿が始まるわけですから、
時々さわって粒が感じられなくなったらもうオシマイということですね。
肥料に使うなら、消石灰のほうが水を気にしなくていいのでラクです。
まだ粒々のものを使うなら、水を少しずつかけて反応を終わらせます。一気にやると危険です。
元々「肥料」ではなく「土壌改良」用です。つまりアルカリ性が強いので、酸性土壌を中和する…です。
菜園や園芸で本格的にするなら、元々の土壌のphとか、量は何グラムとか、細かくするところですが、
我が家は鉢植え用程度なので「適当に」…。
元々日本の土は酸性土壌だそうです。また最近は雨に酸が含まれる(酸性雨)ので、
だんだん酸性土になるのだそうです。
植物にも酸性を好むもの、アルカリ性を好むものがありますから、やたらやりゃいいというわけではないのですが、
古い鉢植えの土を、もう一度使うときの土づくりに使います。
とはいっても、山ほど使うわけじゃないから、やっぱりたまっていくんですよねぇ…。
泣く泣く…すてるか、少し…(少しかいっ)。
最後に注意ですが、消石灰は細かい粉なので扱うときは「ガード」がっちり。
元々「ライン引き」のあの粉と同じですから、吸い込まないことと、特に目に入らないように。
失明することもあります。サングラスしたり、マスクしたり、そしてゴム手袋を忘れずに。
乾燥材もそんな風に使えるなんて
知らずにいつも捨てていました。
成分を確認する事から始めなきゃです。
苦土石灰の「苦土」はマグネシウムのこと。
植物の「緑」にとても大切なものです。
消石灰には、マグネシウムがないので、
苦土石灰をお使いなら、不要だと思いますよ。
消石灰は、土壌改良にはいいですけれど、
肥料にはなりません。
多くたまっております
畑なんてないしどうしようかと思っていた所
ふと、油吸着しないかなぁって思いついて調べて見たら
土壌・地下汚染浄化対策に油汚染で
使われているみたいなので
食後に出た焼き鳥の染み出た油とか
染み込ませて捨てるのにいいかなぁって思っています
まだ試してはいないのですが・・・
コメントありがとうございます。
シリカゲルも石灰も吸着力ありますから、
油分の吸着にもいいと思います。
大量になると産廃になりますけれど、
料理の油くらいなら、大丈夫と思います。
エコがよく言われる現在、いろんなものを
見直したいですね。