¡ HOLA !
あっという間に8月が終わり、ちょっぴりセンチメンタル気分の秋がやってきましたね!
さてさて、先日8月終わりに 日本フラメンコ協会主催の「新人公演」を見に行ってきました。
ギター、カンテ(歌)、バイレ(踊り)の有志が全国から集まるこの公演は 毎年3日間に渡り開催され、今年は最終日1日のみ観劇しました。
いつも思うことは、この大きな舞台に立つまでに皆さん どれほどの努力をしてきたんだろう。。
緊張感の中で堂々と最後まで踊り奏でる姿を称賛せずにはいられません。
私からしてみれば あの舞台に立ったことだけで奨励賞をお贈りしたいです
そ~そして、私がいつも注目するのはやはり!衣装のこと。
今年は とにかく フレコ(フリンジ)を使用した衣装で長袖が多かった印象です。
フレコを使用した衣装は踊りに躍動感がプラスされて観客にインパクトを与えてくれるように思います。
下の写真は、「シギリージャ イ マルティネーテ」の為に 以前 製作・リフォームさせて頂いた衣装です。
*生と死、悲痛な恋愛の嘆き悲しみを謳った「Siguiriya シギリージャ」
*重労働を強いられた ヒターノ(ジプシー)達の痛み苦しみ 打ち鳴らす金槌の音を歌で伝えた「Martinete マルティネーテ」
『明けない悲しみの黒』『生命・生きる力の赤』・・・そんな思いを込めた衣装。
一人一人それぞれの 隠と陽・光と闇 を表現したコントラストのバイレ(踊り)。
そして4様に巻いた 赤いシージョ(ショール)が舞う姿は、まさに血のようで とても情熱的でした。
なんかちょっと重い話になっちゃいましたね
少し視点を変えて
フラメンコというと「赤と黒」の印象が強いですよね。でもなぜ
赤い薔薇を加えたカルメン?情熱の赤?
私が思うに「 闘牛」からきてるんじゃないかと・・『muleta ムレタ』という赤い布と黒い牛。
闘牛士とフラメンカは伝説的に結びついているような気がします。
フラメンコの振りの中にもよくマタドールがムレタを捌くような振りがありますよね~
でも「赤と黒」って日本的な感じもします。
以前 NHKの番組「美の壺」で「漆器の赤と黒は魂の色」の放映、とても興味深く面白かったです。
白紙撤回になってしまいましたが 先日まで騒がれていた「2020年 東京五輪の佐野氏のエンブレム」も赤黒×金銀で 私的には漆器に蒔絵という印象でした。
とにもかくも「赤と黒」フラメンコカラーと日本の伝統カラーと結びついてるようでワクワクします
今回、お写真掲載のご承諾を頂きました大塚千津子フラメンコアカデミア の舞踊団研究生の皆様ありがとうございました。
そして最後に、同アカデミアの土方憲人さん 新人公演での奨励賞受賞 本当におめでとうございました。
ほんの少しだけですが 衣装のお手伝いさせていただけたこと嬉しく思います。
それでは皆さんまた次回
¡ Hasta luego !
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