¡ HOLA !
昨日に引き続き「コルドベスと衣装のお話」パート2です。
パート1はこちらから見てね!
今回は、『Tanguillo(タンギージョ)』です。
タンギージョはアンダルシアの南西部カディスという港街で生まれた歌で、一般的には『Tanguillo de cádiz(タンギージョ・デ・カディス)』と言います。
TANGO(タンゴ)にスペイン語の縮小辞 LLOを付けて『Tanguillo』謂わば「小さい可愛いタンゴ」みたいな感じでしょうか?
「カディスのカルナバル(謝肉祭)」 で古くから歌い踊られているひとつだそうです。
私が以前に立ち寄ったカディスの街は粋で陽気な港街というか??
海岸沿いのテトラポットの上で猫ちゃん達が日向ぼっこしていて、旧市街の細い路地に入ると窓からインコの鳴き声が聞こえてくる
なんかホンワカした「江ノ島」みたいな・・・・感じでした。
タンギージョは私が大好きな曲の一つで、フラメンコに出逢って最初の頃に習いました。
その頃はどんな曲とも知らず、パソを覚えるのに必死で・・残念ながらこの曲を楽しむには至りませんでした。
その後、しばらく立ってから EvaYerbabuena (エヴァ) が ''Lluvia'' 中で
リズミカルでちょっとコミカルに舞ったタンギージョを見て『また踊ってみたい』思いがフツフツと湧いてきました
もちろん!!Evaとその舞踊団のようにはいかないけれど・・
仲間を集って踊ったタンギージョ。
衣装はパンタロネスで軽快に鯔背な感じにしたいな〜なんて!ちょっと無謀でしたが(笑)
自分達なりにこの曲と向き合い、皆んなで意見を出し合って振りを考え、
個性のぶつかり合いでたまに険悪になったり、先生に叱咤され落ち込んだり
始めてのギター合わせでは、思ってた以上の速いテンポと慣れない2拍3連のリズムに撃沈。
と、まあ今思えば・・沢山の思いが詰まった大切なタンギージョになりました
衣装製作もフラメンコも一筋縄ではいきませんね〜。。
でも・・だからハマってしまう(笑)
そして!もう一点は、ガラッと変わって・・アンダルシアの青い空とカディスの海を思い出させるような
ターコイズブルーとサンドベージュのボランテが華やかなワンピースに
背中がパックリ開いたスタイリッシュなチャレコ(ベスト)の組み合わせです。
チャレコは衣装製作直前に観劇した『スペイン国立バレエの公演』からヒントを頂いて製作しました
余談ですが・・フラメンコという舞踊は、もちろん!基本はあるけれど
良し悪しは、好み次第みたいな所があるなぁと私は思っていて
きっと他の舞踊も同じなんだろう?と思いますが、フラメンコの群舞は特に難しいではないだろうか?
そんな難しい群舞を四人で気持ちを一つにして、大人の茶目っ気たっぷりに明るく軽快に舞っていた皆さん
衣装製作に携われて本当に楽しかったです。
ありがとうございました。
ではまた ¡Hasta luego¡
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