¡Hola!
あっという間に春が過ぎ、初夏の風が気持ち良く感じる季節になりましたね。
お酒を愛する私としては、これからは外飲み昼飲み日和でワクワクがとまりません。
そんな訳で??
今回は、大切な飲み友達の一人 MARUさんの『タンゴ デ マラガ』の衣装です。
『タンゴ デ マラガ』通称『タンマラ』の衣装は以前もアップしましたが
私の中では、なんとな〜く異国情緒漂うエキゾチックな雰囲気が合うように思います。
今回の衣装・・彼女は当初、赤地に黒薔薇プリントを希望していましたが
薔薇プリントって、柄行きや素材・微妙な色の違いで ちょっと野暮ったくなり素敵な生地を探す事が意外と難しいのです。
そして、散々迷った末に、彼女が大切にしていた大判のマントン・デ・マニラをワンピースに仕立て直すことにしました。
やっぱり!繊細で優美な刺繍(マントン)の衣装はプリントにはない存在感があって
個人的な感想ですが、なによりも「フラメンコ」やら「ヒターノ」っぽい気がして大好きです。
下の写真は10年ほど前に マラガのヒブラルファロ城(Castilla de Gibralfaro)に行った時に撮ったものです。
現代と中世が入り混じってグチャグチャなのですが・・なんか物懐かしさを感じる。。
「MARUさんのタンマラ」の衣装は、そんな『懐』をイメージしながら製作しました。
近代のマラガと言えば スペインで3番目に大きい国際空港やスペイン各地を結ぶ電車やバスのターミナルがあり
ビーチリゾートも充実しているので、スペインのみならず世界中から観光客がわんさか押し寄せてきます。
昨年の秋、酒好きなMARUさんと私は スペイン弾丸ツアーを決行しました。
バスク(ビルバオ)→ガリシア(コルーニャ→サンティアゴ)
→アンダルシア(マラガ→コルドバ→ヘレス→サンルーカル→セビージャ)
日本と同じくスペインも地方色豊かで、風土・文化・言語・それぞれの個性があっても多種多様!!
日本との違いは、とにかくが安価な事。。。調子に乗って飲み過ぎて、旅の終盤は少々ヘタってしまいましたが
マラガでは、日本ではあまり?全然?見ない FINO(シェリー酒の一種)や ROSADO(ロゼワイン)に出逢いました。
中でも下記写真中央の「Málaga Seco」は私達の超お気に入りになりました。
スッキリした爽やかな飲み口が、マラガ名物のESPETA(イワシの炭火焼)やChanquete(白魚のフリット)
・・Jamón ・Pimiento・・・どんなツマミにもピッタリ。
マラガに行くことがあったら是非飲んでみて下さいね!
さてさて、最後にMARUさんの衣装の全貌!!!
最近の衣装の傾向として、袖付きでタイトシルエットのモダンな衣装を好む方が多い中・・
トップス部は腕の動きがダイレクトに伝わるノースリーブ ファルダ部分は生地をたっぷり使用したAライン。
そのファルダを最大限に活かし、身体全体で曲を表現するパワフルでダイナミックの芯の強い『Tango de Málaga』は
現代のカルメン??蝶々夫人?? まさに!エキゾチック ジャパン でした。
*舞台写真 大森有起氏*
(写真コラージュ アトリエ*cesta de costura*)
MARUさん 今回の写真掲載にご承諾下さり、旅行のお写真も何枚か使用させて頂きました。
本当にありがとうございました。
TOMOMI SATO
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