HOLA!
今年の桜は、なんだか咲き急いで~散り行くのも早かったですね。
なんとな~く・・切ない気分でしたが
昨晩遅くに降りた自宅近くの駅で迎えてくれたのは、
濃藍色の夜空にまんまるに咲き乱れる八重桜でした
儚く繊細なソメイヨシノが終わった後・・・八重桜の話題はあまり聞きませんが
抹茶色の葉を着け悠々と咲き誇る八重桜は力強く粋でとっても艶やかで私は大好きです
今日はそんな八重桜のような ”アルティスタ大塚千津子さん"からご依頼頂いた衣装をご紹介します
今回の衣装は、ご本人が以前スペインで購入された
濃藍色のシックな地に3色のカラフル水玉が配されたお持ち込み生地での製作です。
この配色やっぱりスペインの水玉生地はオリジナリティーがありますよね~
の生地をメインに「フレコを付けて動きを出したい」というご希望で
やはり以前スペインで購入された「フレコ」を使用することになりました。
白い「フレコ」は長い間大切に蔵してあったので変色している箇所があり、
淡い感じのミルクティ色と温かみあるカフェオレ色に(スペインだとcafé con lecheですね)
紅茶で染め上げました
紅茶染めは紅茶の種類や染め時間によって微妙に彩度や明度に違いが出て
とっても面白いんですよ
ファルダはペチコート用にと、ご購入されたミニボランテが20段ほど付いた
可愛らしいファルダのボランテを何段か外し共生地に付け替えました。
ボランテ作りは、生地をひたすら繋いでその後もひたすらロックミシンそしてアイロン掛
「ボランテ作りロボット」がいればいーのにな~なんて思ったりします
何度かサイズ調整を繰り返して出来上がった衣装
踊る曲は、明るく躍動感に溢れた私も大好きなヌメロ「areglíasアレグリアス」
デコルテ部分を深く開けて、今年の春夏も大流行兆しのレースで切り替えて
艶やかさをプラスしたロングブラウス
胸下、袖、裾に着けた長短それぞれのフレコが舞う度に宙を舞い
とても華やかで陽気なイメージになりました
そして・・ファルダの下に共布のペチコートを製作
ファルダを捌いた際にワンピースの様に見えて思った以上に個性的で効果的でした
衣装製作は出来上がった後も、その舞台が終わって感想を聞くまで・・ずーっとドキドキです
もちろん終わってからも・・千差万別種々な意見があり常にドキドキです。
それでも
お客様それぞれの個性に寄り添い、その引き出しの一部になってもらえるような
そんなドキドキ・ワクワクの衣装を作っていきたいな~と、思う今日この頃です
皆さんも衣装のことで何かお悩みご相談がありましたらお気軽にコメントをお寄せ下さいね
フラメンコスタジオ エビータ ブログ からも着用写真がご覧頂けます。
最後に 大塚千津子フラメンコ教室主宰 大塚千津子さま
この度は、ブログ掲載にご承諾いただき感謝致します。
ありがとうございました。
それでは Hasta luego
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