高雄5日目は、バスで高雄から1時間ほどの所にある美濃という所に行ってきました。
美濃は明朝、清朝の時代に中国の福建省や広東省から台湾に移民してきた客家(ハッカ)人が多く住む町の一つです。
独特の文化を持っているとのことです。
美濃に見学では見学したいスポットがかなり離れて点在しているので、レンタサイクルを借りて回ることにしました。
それでもそれぞれの間の移動には20分から30分ほど掛かりました。
■美濃民俗村
伝統的な客家の家屋が再現された建物は、石壁や木材を使った伝統的な客家の建築様式となっています。
・美濃民俗村の案内
小さなエリアですが、土産物屋、客家料理の食事処がならび、客家文化(油紙傘や擂茶(レイチャ)作り)体験などが出来るようです。
・メインストリート
極く短な通りですが、両側には土産物屋や食事処が並んでいます。
・独特な色合い、模様の土産物
土産物屋には赤を主体とした独特な色合い、模様のお土産が並んでいます。
・油紙傘
油紙傘とは油紙を貼った唐傘のことで、美濃の客家(ハッカ)文化を象徴するものの一つです。実用的な役割に合わせて、
子孫繁栄の縁起物としても大切にされているそうです。
・擂茶
・擂茶を作る鉢と摺り棒
擂茶も油紙傘と同様に重要な客家文化となっています。ピーナッツ・黒白ゴマ・玄米をすり鉢に入れて油が出てくるまで摺り、
茶粉や小豆を入れながら粉末状にしたお茶です。
■永安老街
美濃民俗村から次の目的地まで永安老街というエリアを通るのですが、これまで小生が訪ねた老街はその家並みを活かして
お店が並んでいたところばかりでしたが、ここはそんな雰囲気は全くありませんでした。唯一目に留まったのは、老街沿いに
流れる美濃渓と言う川に掛かる美濃舊橋という古い橋の両端に飾られていた猿の像でした。
・猿の像1
・猿の像2
像のいわれについては像の下の記念碑に掛かれていたんですが、小生には全く読むことが出来ませんでした。
■東門楼
・東門楼の様子1
・東門楼の様子2
永安老街を更に進むと美濃渓に掛かる橋の手前に門が見えてきます。1755年(清代)に建てられた門で元々は客家の集落を
守る役割を担っていたのだそうですが、日本の統治時代に現在の鉄筋コンクリートに改築されています。
■原郷縁紙傘文化村
漸く2番目の目的地に到達しました。
・原郷縁紙傘文化村の入口
・原郷縁紙傘文化村の内部
小さかった美濃民俗村よりさらに規模が小さいエリアに土産物店が並んでいます。
・土産物の様子1
・土産物の様子2
所狭しといろいろな土産物が並べられています。
・油紙傘の工房
油紙傘を作る工房がちょっと覗けるようになっていました。
■美濃客家文物館
原郷縁紙傘文化村からまたまた延々自転車を漕いで到達です。前の2カ所が文化の紹介と言いつつ土産物などの
商業的な要素が強かったのに対して、こちらは純粋に客家文化を紹介しています。
・美濃客家文物館の入口
・客家の人の生活の様子
・客家の人の寝床
・客家の人の祭壇
・客家の人の生活(食事?)用具
独特な客家の人々の生活の様子が並べられていました。
■美濃湖
美濃客家文物館からバスターミナルに戻る途中、少しだけ美濃湖にも立ち寄ってみました。美濃湖は生活用水・農業用水を
提供するために造られた人造湖です。
・美濃湖の風景
・美濃亭
湖に付きだすように建っています。
・美濃湖に掛かる橋
水面に欄干の白色が映し出されてとても綺麗です。
レンタサイクルを目いっぱい使って駆け抜けました。
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