くまきち

山と旅と家族が大事。
でも激しい物欲が理性と財布のタガを飛ばす
最近は自転車も乗ってる

姉妹の戦い

2008-01-12 23:41:54 | 雑記
 朝からだらだらゴロゴロの日。

 居間で子供たちを適当に遊ばせ、自分はその横のソファに寝っ転がって本を読む。
 朝飯は期限切れ10日ほどの三食焼きそばに肉野菜をいろいろ入れて作ったのを、これまた適当に食った。

 そうして昼までゴロゴロとしてると、さすがに飽きてきて、どこかに出かけようかという気になる。
 ただ、外は雨がようやく止んだばかり。 地面はびしょ濡れだから公園に行ってちび達を遊ばせるのは無理そうだ。

 それでも家にじっとしてると気が滅入る天気なので、目的地もなく出かける。

 実家に顔を出したり、別府や湯布院方面をぶらぶらとドライブして帰ってきた。 ガソリンの無駄遣いである。





 さて。

 長女(4)は「けち」だ。

 自分のおもちゃを次女(1)に貸さないだけならまだしも、次女のおもちゃを先に使ったと言って、次女がそれを欲しがっても渡そうとしない。 彼女にとっては「欲しいものは全て自分のもの」なのだ。
 ジャイアンかおまえは。


 長女に取り上げられると、次女は怒って文句を言うが、長女は取ったものを頭上高くに差し上げて、奪い返されまいとする。 悔しい次女はますます怒る。

 たいていこの辺で、やかましさが鬱陶しくなった両親が仲裁に入っていたのだが、長女を叱ってばかりと言うのも、ちとかわいそうに思えるし、まして次女を叱れば、おもちゃを奪われた上に叱られてダブルパンチだ。



 だから最近は「姉妹喧嘩不介入」とした。



 こうなると困るのは長女だ。
 次女がしつこく食い下がってくるのを追い払うのも大変だし、ヘタに叩き回したりすれば、今度は親に怒られるかも知れないから、手も出しづらい。 「もう! もう!」と半泣きで次女を振り払う毎日。
 次女は次女で大変だ。 両親の助けがないから、なんとしても自力でおもちゃを奪うしかない。 長女を追いかけ回す毎日。



 が、しばらく放っておくと、この状況が変わってくるのだ。



 今までのパターンだと、次女が長女をぱんぱんと叩いて泣くのだが、そんなものでは長女にダメージを与えられない。
 服を引っ張ったりしても、せいぜい動きを止めるくらいで、一向におもちゃは手に入らない。


 そして先日。

 ついに次の攻撃に出た次女。
 その日の戦いは、座っておもちゃを取られまいと抱え込んで丸くなっている長女の攻略であった。





 次女は、長女の後ろにまわり、髪の毛を引っ張って、引き起こそうとする。
 長女はぎゃーぎゃー言いながら、それでも体を起こさない。 必死に抱え込む。


 らちがあかんと思った次女。
 次の瞬間、大きく口を開けて、長女の頭にかみついた





 「いやー ホントにびっくりしました。 見た瞬間、口を開けて襲いかかる香穂里が見えましたから」(よめさん談)




 泣いて負けを認める長女。
 何が起こったかいまいち分かってない次女。
 びっくりするやら、おかしいやらの親。


 やるもんだ。
 下の子は攻撃手段が限られるからね…(^^;)
 追い込まれたら何でも武器にするもんだよ。気をつけな。>長女