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6月18日の午前8時過ぎに起きた「大阪北部地震」から、まる4日以上経ちました。
この度の地震において被害に合われたかたのご冥福と、いまだ落ち着かない状況に居られるかたの一刻も早い復旧を心よりお祈りしています。
尼崎でも震度5弱の揺れを観測したと聞きますが、幸いなことにこの辺りには大きな被害もなく無事に過ごせています。
ただ、地震直後からしばらくは余震が続き、さらに大きな揺れが来る可能性があるとの情報もあり、不安な数日を過ごしました。
この間にはなるべく遠くには出かけないようにしながら、次の揺れに備えてできる対策を、自分なりにやってみました。
やってみて、今後バージョンアップが必要な点も見つかりましたが、よかったらご覧ください(忘れっぽい自分のためにも)。
揺れた直後は、ネットで情報を見ながら、
*戸口を開けて避難路を確保
*お風呂に水を溜める(トイレなどの下水にも使えるように)
*鍋やボトルに飲料水を溜める
*ご飯を炊く(後からガスが止まる場合に備えて)
ご飯には梅干を添えて置き、あとからおにぎりにしました。
炊く前の浸水が不十分だったのと、少し冷めてしまったので、口当たりがモソモソしてしまいました。
ご飯を炊くときに、梅干しを直接入れたら良いと後から思いました。
幸いこの日は定休日だったこともあり、これらの事をしながら情報を集めつつ、近くのコンビニなどで必要なものを買ったり、持ち出しセットを整理することができました。
災害への備えを5段階に分けて、整理してみます。
【1.日ごろから身につけておくもの】
【2.急いで避難するときに持って出るもの】
【3.ライフラインが途絶えたときに備えるもの】
【4.室内での災害対策】
【5.情報の扱いとメンタルへの気配り】
※上記1~3の分類は、人と防災未来センターの「減災グッズチェックリスト」を参考にしました。
このリストは、日本語のほか、英語、中国語、韓国語も作成されていますので、海外の方で日本語が不自由な方が近くに居られたら教えてあげてください。
【この減災グッズチェックリストは、阪神・淡路大震災記念人と防災未来センターホームページ(http://www.dri.ne.jp/)からダウンロードできます】
【1.日ごろから身につけておくもの】
普段の私は、お財布とスマホとハンカチだけで出かけてしまうのですが、今回の事があって、できるだけ負担にならないように日ごろから身につけておいた方が良いものをまとめてみました。
まず、衛生グループ。
ガーゼハンカチ、ティッシュ、除菌シート、マスク、絆創膏、ビニール袋、ナプキンなどをジップ袋にまとめます。
私は、ミネラルと塩分補給に、漢方塩も加えました。
それ以外のグループ。
左上のジップ袋には、公衆電話用に小銭(100円と10円)と、連絡先を書いた紙、保険証のコピーを入れました。
紙類は、パウチすると防水できて安心ですが、取り急ぎ、A4クリアファイルに挟んで切って、縁をセロテープで閉じました。
他、小型の携帯バッテリー、キャンディ、メモとペン、ペンライト、ホイッスル。
ここまでの内容を、うちにあったB5(縦18cm×横25cm)のポーチにまとめました。
ホイッスルとライトは、取り出しやすい外ポケットに入れました。
重さは約500g。
このポーチと、鍵と水とメガネとスマホを一緒にして、ちょっとした散歩にも常時携帯します。
スマホには、ラジオアプリをダウンロードしました。
私の場合は昼間はコンタクトレンズを使うので、メガネを予備として加えました。
さらにお財布と小型の折り畳み傘を加えれば、普段のお出かけにもそのまま出られます。
以上の内容を、いつも持ち歩くバッグに入れておき、家の中でも手近なところに置いておきます。
そして寝るときには、
*そのバッグ
*懐中電灯
*バケツに入れたスニーカー
*予備の犬用リード
*外に出られる着替え
*情報確認のためにPCとスマホ
これらのものを手元に。
電磁波が気になるところですが、その点はまた改めて確認させて頂きたいと思います。
↓
・PCは、壁のコンセントから抜いた状態で使う。
・スマホはコンセントから抜いた状態でも、常に電波を出しているので、置く場所は頭から話しておく。充電には、携帯バッテリーを使うと安心。
とのこと。電磁波対策専門の方にお聞きしました。
さて、寝ているときに何か起これば、このカゴを手元に置きつつ状況確認して、避難の必要があれば、このバッグと、【2.急いで避難するときに持って出るもの】のリュックを持って避難所に向かうことになります。
以上、取り急ぎ、いつも身につけておくと安心と思うものを揃えてみました。
この後、改善したい点は、
*テレフォンカードを準備(公衆電話の場所も確認)
*いつも持ち歩ける、軽いナイロン製のショルダーバッグを探すこと
*さらに軽量化できないかやってみる(キーホルダーの素材を金属から布に変える。お財布の中身を整理する。など)
*大き目のビニール袋も加える(色々なカバーに使える)
ほかにもありそうですが、今の所はこれくらいです。
そして思うのは、普段はなるべく自然素材のものを身につけたいと思いながらも、いざという時には合成繊維やプラスチック製品の存在がとても有り難いということ。
それから、戦争を体験した祖母が、いつも連絡先と小銭は身につけていた事も思い出しました。
これまで、ほとんど手ぶらで出かけるのが当たり前になってたのは、いつも平和で安全に暮らせていたと言うことですが、できる範囲でいざという時に備えておくのは生きる力を高めることにもなるんじゃないかと思います。
日常の生活のなかで習慣化したいこともいくつか思いつきましたが、長くなるので次に続けます。