穀菜食堂なばな

オーガニックを日常に
昭和の香り漂う路地の奥、尼崎の和風ヴィーガン食堂。

第14回 ドラッカー読書会

2021年01月28日 | ドラッカー読書会

第14回ドラッカー読書会。
前の課題図書『非営利組織の経営』を、ちょうど昨年末に読み終え、新年一度目でもある今回は、これから読んでみたい本を話し合う会となりました。

次の課題図書を、ドラッカーの膨大な著作群のなかからどうやって選ぶのか。
手がかりとして、鬼ちゃんが提示してくれたのが、ダイヤモンド社のドラッカー日本公式サイト

このサイト内で、質問に対して答えを選んでいくと、お奨めの本が紹介されるというもの。
そしてなんと、今日の参加者3名とも、同じルートを進みました。
そうして紹介されたのが、
『傍観者の時代』と『ポスト資本主義社会』の2冊。

鬼ちゃん解説によると、『傍観者の時代』は、
ドラッカーの半自伝という内容で、半生を振り返りながら、いかにマネジメントを生み出したのかが理解できる本。
今の時代に感じるきな臭さを、当時の空気の中にも感じることができる。
ドラッカーの目を通して歴史を学ぶ本であり、込められたメッセージは「全体主義を阻止しなければならない」というもの。

そして『ポスト資本主義社会』のほうは、
今まさに資本主義社会の終わりに立ってるこの時代のことを、リアルに辿ることができる本。
ドラッカーの著作は、”マネジメント系”と”社会生態系”に分けられるが、『ポスト資本主義社会』は、この両方の架け橋になるもの。
『非営利組織の経営』と同様に、最後には「自分はどうあるのか」という視点で纏めている本。

どちらも、今の時代を理解する一助になってくれるとの事ですが、前者は現代のこの様相がどのように成り立っているのか、底辺から理解できそうですし、後者はまさに今を扱っていて、刺激的な印象です。

この2冊以外に、『非営利組織の経営』を2回目さらに深読みする、『経営者の条件』でセルフマネジメントにがっつり挑戦する、などの案もありましたが、結局は今の時代を掴むための本として、『ポスト資本主義社会』に取り組むことになりました。


なばなの読書会でこれまで取り組んだ課題図書は、『実践するドラッカー「思考編」』『非営利組織の経営』の2冊で、どちらもマネジメント系の本ですが、次回から少し社会生態系の知識にも触れていくのですね!
どんな風に視界が拓けてくるのか、とても楽しみです。
引きつづき、皆さんよろしくお願いいたします_(._.)_

★★★最後になりますが大切なお知らせ★★★
2021年のドラッカー、開催地が博多に決まったとのこと。
鬼ちゃんより、お知らせがありました!

「ドラッカー学会in博多」
福岡ではなく、「商人町としての博多」という意識で開催されるそうです。
・11/19(金)前夜祭
・11/20(土)本大会
・11/21(日)現地ツアー

今の時世を反映して、オンラインも含めたハイブリッド開催を前提に、準備を進められるそうです。
オンラインだったら、尼崎と言わずどこからでも参加できますね!
だけど博多の夜は楽しそうなので、やはりリアルで参加できたらいいなあ。



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