穀菜食堂なばな

オーガニックを日常に
昭和の香り漂う路地の奥、尼崎の和風ヴィーガン食堂。

政治カフェ vol.1

2019年08月30日 | せいじカフェ

今日は一回目の政治カフェ。
「政治」といっても堅苦しいものではなく、毎日の生活とどう関わってるのか。
今回は「日本のお米」をテーマに、
山崎さんに語って頂きました。

今、日本の食糧自給率は、カロリーベースで39%と、先進国中で最低の水準。
https://www.sangyo.net/contents/myagri/zikyu_ritu.html

その中で、主食のお米は関税にも守られて、さすがに自給率100%を保っています。
だけど、お米を食べる量はぐんぐん減り続けていて、2010年頃からは、お米よりもパンのほうが多く食べられるようになってるそうです。
(一人あたり一年間にお米を食べる量、1960年には130㎏だったのが、今では60㎏を切ってるそうです)

お米の消費が、このまま減り続けたらどうなるんだろう。
お米を作る人がいなくなってしまったら?海外から安いお米がなだれ込んできたら?
不安な予想が頭をよぎります。

お米を作らなくなったら、田んぼも無くなるわけで、そしたらあの綺麗な青田の様子や、秋の稲穂の眺めも消えてしまいます。
そんな見た目の事だけでなく、水を貯える機能もなくなるし、生物の棲み家がなくなったりといった環境面の変化が起きます。
さらには、日本文化のベースにある稲作が、実態のないものになってしまう。
「昔は、春になると田植えというのがあって、秋の収穫後には秋祭りがあった」なんて、昔話になってしまう。。

そんな暗いイメージが拡がりそうになりますが、明るい話題もあります。
今、尼崎市内の田んぼはすべて「生産緑地法」という法律に基づいて、30年間は田んぼとして使うという約束付きで税制が優遇されてるのですが、あと3年でその期限になるそうなのです。
これは、田んぼに触れたい人やグループとうまく繋がったら、農業やお米が身近になるチャンスではないかと。
楽観的なようですが、都市部での緑は貴重です。

自分の身近なところでもお米や野菜を育てて、さらに農村地域のひとにはもう少し大きな規模で育ててもらって、買い支える。たくさんの人が広く浅く、いろんなレベルや規模で、食べ物を育てることに関われたらすごく良いと思うのです。
まさにエディブルシティ。

どうやったら、そんなことが実現するのかな。
次は、もう少し具体的なお話を聞いてみたいと思います。

山崎さんお手製の、米粉シフォンケーキ。
ふんわりしてて、とても美味しかったです。
お米、米粉、どんどん食べよう!


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