穀菜食堂なばな

オーガニックを日常に
昭和の香り漂う路地の奥、尼崎の和風ヴィーガン食堂。

「手をつかおう、手をつなごう」~お味噌仕込みから思うこと~

2017年01月30日 | ★食べること/飲むこと

今年も例年と同じく、お味噌仕込みワークショップ開催しています。

お味噌に限らず、もの作りについて思うことを、今日はまとめてみたいと思います。

生活に必要なものを手に入れる方法は、たくさんありますね。
いちばん簡単なのは、お店やインターネットで買うこと。
手軽ですが、どんな人がどんな風に作ったものなのかが見えづらく、繋がりを感じにくい方法です。
逆にいちばん手がかかるのは、材料を作るところから始めて、仕上げまで自分ですること。
この場合、ひとつの物を仕上げるというだけでなくて、その周辺にある出来事や物語まで感じ取れそうです。自分の手で土に触れ、全身で土との繋がりを感じることができそうです。
そして、この2つの間には、無限の方法があります。

お味噌で言えば、今回のワークショップのように、大豆を茹でたものをつぶして麹や塩と混ぜて、容器に仕込んで完成を待つのは、このたくさんある方法の中のちょうど真ん中くらい。
これまでお店で買うのが当たり前だった方には、「自分の手でつくる」事の楽しさや喜びを感じて頂けることと思います。


そして次回、余裕があればもう少し「自分の手をつかう」事の割合を増やしてみてほしいと思います。
例えば、
・自分の住んでる地域で作られている材料を探す。周りのひとにも聞いてみる。
・できれば、自然に沿った栽培方法のものを見つける。
・自分でも栽培に加わってみる。
など。
だけど生きている間には、どうしても時間がないときや余裕がないときもあります。そんなときでも、
・できるだけ納得できる材料を探す。
・誠実に作られた製品を購入する。
など。

気持ちを土に近いほうへ向けていたいと思うのです。

「土に近づく」
「地に足をつける」
「住んでる土地に根ざす」
今風の言葉で言えば、「グラウンディングする」という事になるのかも知れませんが、どこに住んでいてもこの意識を持つことで、生きることや生活の安心感に繋がるような気がしませんか?そして、同じ方向を向いている方の存在を見つけて繋がっていくことが、さらに大きな安心に。

一日目(1/29)のワークショップにご参加くださった、美香さんと。
このようなお話をしながら、一緒に手を動かしました。

当日の様子を、ブログにまとめてくださいました。
こちらをご覧ください⇒

☆二日目のワークショップも、本日無事に終了しました。
次回は、2/9(木)12:30~の開催となります。
ご縁ある方と、一緒に過ごせる時間をとても楽しみにお待ちしています。

☆尼崎を流れる猪名川。その上流域で作られている大豆をつかった「流域みそ」について、お話お聞きしてきました(1/28)
詳しくは、またこちらでもお知らせしますね(^^♪


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