都立高校を第一志望にしている皆さんは、併願校を探している最中だろう。
今回は、生徒数の少ない私立校を並べた。
生徒数が少ないのには理由がある。
「少人数指導をするため募集定員を少なくしている」
または
「入学者を集められない」
のどちらかだ。
直接に確認したわけではないが、表に出ている高校はおそらくすべて後者だろう。
◆23のうち19は女子校
2018年度の第一学年生徒数が100未満の高校を並べた。
「付属」は付属の小学校・中学校がある学校を示している。
右の「全員」は、2019年度入試で推薦・一般入試とも全員が合格した高校である。
いくつか共通点があることに気づくだろう。
・女子校である
・学力はそれほど高くない
・学力はそれほど高くない
私立高校には"建学の精神"がある。その学校ができた目的だ。
女子の大学進学率が高くない昭和時代であれば、そこそこの生徒が集まったような高校が多い。
しかし現在、高校に求められるもののうち「大学進学実績」のウェイトが大きくなっている。
いわゆる花嫁修業をするような旧態依然とした学校は、淘汰されていく。
共学化・進学校化して生き延びようとする高校のなんと多いことか。
もっとも理想だけではメシは食えない。英断といえるのかもしれないね。
◆存在理由すら分からないような高校もある
これが私の感想。
「ここを卒業したらどうなってしまうのだろう」というような高校だ。
ここでの明言は避けるが、表の中に少なくとも3つはある。
女子校から共学化し、進学校として大成長を遂げた高校も少なくない。
古い例だと、
渋谷女子高校→渋谷教育学園渋谷
順心学園→広尾学園
東横学園→東京都市大等々力
比較的最近だと
戸板女子高校→三田国際学園
が生徒を集めている。
渋谷女子高校なんて、誰もが知る有名なヤンキー高校だったが今や中学受験界では、雙葉中や女子学院中と肩を並べるくらいの難易度になっている。
東京にずっといる保護者は、昔のイメージで語ってはいけない。
受験界も昔とは大きく様変わりしているのだ。
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