[2020年1月20日 更新]
タイトルを見て「そんなの当たり前でしょう」と思った方、この先は読む必要ない。時間のムダだから。
「え?どういうこと?」と思ったら、続きを読んでほしい。
◆ほとんどの高校は「大学合格実績」のみ発表する
たいていの都立高校・私立高校は「大学合格実績」を公表している。
例えば以下は、都立小松川高校のもの。
1学年300人ちょっとなのに、私立大学合格者は1,029名もいる。
当たり前だが、1人の生徒が複数の大学に合格しているのである。
それ自体は悪いことではない。むしろ「ちゃんと合格させるための進路指導をしているのだろう」と思わせてくれる。
だけど高校受験生やその保護者が知りたいのは、
「では私(私の子)が入学したら、どのくらいのレベルの大学に行けるのだろうか」という点。
高校に入って、学年の上位何割にいれば○○大学くらいに行ける
というイメージをしたいのだ。
これを知るには「大学進学実績」が不可欠である。
◆「大学進学実績」を発表している高校もある
私立開成高校は「大学合格実績」と「大学進学実績」の両方を公表している。
<出典:開成中学・高等学校 大学入試結果>
(学部Lは文系、学部Sは理系)
高校受験生や保護者が見たいのはこのデータなんだよ。
例えば、上智大には20人が合格しているが、1人も入学していない。
東大などの国立大に入った、早慶に入った、国立大がダメだったから浪人した。などだろう。
都立のトップ校、日比谷高校ですら「大学進学実績」は見せていない。
なぜなのかは、ここまで読んでくれたら分かるだろう。
◆都立武蔵高校はひどい
最後にこれを見てほしい。
<出典:卒業後の進路 | 東京都立武蔵高等学校>
「進学実績」と書いてある!
都立武蔵はノーマークだったが、さすがは名門校。どれどれ…
・・・・・・合格実績じゃねーか!
すみずみまで見たけど、1行も「進学実績」が載ってないよ。
はぁ。
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