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2020年 東京の私立高校 受験料一覧

[2020年6月23日 更新]
志望校を選ぶ際、私立高校の受験料を見る保護者は少ない。
また受験の決め手が「受験料が安いから」という話はまず聞かない。

高校受験において数千円の違いなら、少し高くても受けたい学校を選ぶという考えを皆さんお持ちなのだろう。
これについて私も異論はない。

今日は私立高校の受験料をまとめた。
その上で考えたことをお伝えする。

◆最多は「20,000円」
以下は2020年度入試の普通科受験料である。すべて1回の受験料。
昔から20,000円というケースが多かったが、今でも変わらない。
一方でじわじわ値上げが進んでいることも感じる。

なお、高校の受験料は非課税であり、2019年10月の消費税の増税は直接影響しないはず。
消費税アップ
→高校の運営費用もアップ
→受験料に反映させる 
というケースはあるだろうがね。

なお受験料は旺文社「高校受験案内」から引用させてもらった。
普通科のみ176校を集計した。

受験料 18,000円(1校)
創価


受験料 19,000円(1校)
安部学院
20,000円を切っているのは2校のみ。
安部学院は2年前は18,000円だったが1,000円アップ。それでも安い。


受験料 20,000円(74校)
愛国、足立学園、江戸川女子、科学技術学園、蒲田女子、神田女学園、関東第一、北豊島、共栄学園、錦城、錦城学園、国本女子、麹町学園女子、佼成学園女子、駒沢学園女子、駒場学園、品川翔英、下北沢成徳、自由ヶ丘学園、自由学園、修徳、十文字、淑徳SC、潤徳女子、松蔭、昭和第一、白梅学園、成女、正則、正則学園、青稜、専修大附属、大東学園、大東文化大第一、玉川聖学院、多摩大附属聖ヶ丘、中央学院大中央、鶴川、帝京、帝京大学、帝京八王子、貞静学園、東海大菅生、東京、東京家政学院、東京家政大附属女子、東京実業、東京女子学院、東京立正、東洋、東洋女子、トキワ松、中村、二松學舍大附属、新渡戸文化、日本学園、日本工業大駒場、日本女子体育大附属二階堂、日本体育大荏原、日本体育大桜華、日大第一、日大鶴ヶ丘、日大豊山女子、藤村女子、文華女子、文教大付属、明星学園、武蔵野大学、武蔵野大附属千代田、村田女子、明法、安田学園、立正大付属立正、和洋九段女子
全体の4割強がこのライン。
都立の2,200円に比べれば高いが、私立全体の中では安い部類に入る。


受験料 21,000円(5校)
国立音大附属、京華、京華女子、駒込、豊島岡女子学園


受験料 22,000円(21校)
岩倉、上野学園、佼成学園、國學院久我山、駒澤大学、実践学園、品川エトワール女子、杉並学院、星美学園、大成、多摩大目黒、東京純心、東京女子学園、東洋大京北、豊島学院、宝仙学園、豊南、朋優学院、保善、明星、八雲学園
実践学園、品川エトワール女子、宝仙学園は2018年度は20,000円だった。
2,000円値上げしています。


受験料 23,000円(21校)
郁文館、郁文館グローバル、啓明学園、桜丘、淑徳巣鴨、聖徳学園、昭和第一学園、駿台学園、成立学園、瀧野川女子、拓殖大第一、東亜学園、東京電機大学、桐朋女子、八王子学園八王子、八王子実践、富士見丘、文京学院大女子、武蔵野、目黒学院、目白研心
郁文館、郁文館グローバル、文京学院大女子は2018年度は20,000円だった。3,000円の値上げである。
駿台学園、目黒学院は1,000円の値上げ。


受験料 24,000円(2校)
女子美術大付属、世田谷学園


受験料 25,000円(34校)
桜美林、かえつ有明、関東国際、共立女子第二、工学院大附属、國學院、国士舘、芝浦工大附属、淑徳、順天、城西大附属城西、城北、巣鴨、聖学院、聖パウロ学園、立川女子、東海大高輪台、東京成徳大学、東京都市大等々力、東京農大第一、桐朋、日大櫻丘、日大第二、日大第三、日大豊山、広尾学園、文化学園大杉並、法政大学、明治学院、明治学院東村山、明大付属中野、明大付属中野八王子、目黒日大、和光
大学付属校や上位校など、生徒が集まる高校が多い。
また、併願で受けるのが便利な高校もいくつか見られる。挙げないけど。

國學院、東京農大第一、日大櫻丘、日大第三、日大豊山、文化学園大杉並は2018年度は20,000円。からの5,000円値上げ。


受験料 27,000円(1校)
川村女子
プライド?

受験料 28,000円(2校)
開成、早稲田実業
開成は5教科記述形式だから、まぁ妥当だろう。

受験料 30,000円(14校)
青山学院、学習院、慶應女子、国際基督教大学、成蹊、成城学園、玉川学園、中央大学、中大杉並、中大附属、堀越、明大明治、立教池袋、早大高等学院
強気。
上位校が並び「ウチの大学に入りたいんでしょ? 受けさせてあげてもいいよ」という学校ばかり。
例外が2校ほどあるが、2校とも金持ちに入ってもらいたいという狙いが受験料にも表れている。分かりやすい。

受験料は価格競争が起こりにくい。
繰り返すが「受験料が安いからそっちを受ける」とはならないから。
だから1,000円2,000円の値上げしても受験者数はそう変わらないだろう。だってみんな去年の受験料なんて調べないもの。

それでも20,000円で維持している私立高校を私は応援したくなる。


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