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2020年 東京都最新版 通知表1~5の割合【実技教科編】

[2020年3月29日 更新]
都教育委員が「評定状況の調査結果」を発表した。
昨日に続き音楽・美術・保健体育・技術家庭の中3・2学期評定の割合を過去5年分、並べている。


◆実技教科は甘め
都立高校一般入試の換算内申(通知表の点数から出します)では、実技教科は2倍される。
簡単に言えば「実技教科の(通知表の)点が高い子は、都立一般入試で有利」ということ。

しかし、実技教科で「評定5」を取るのは難しい。
まずは数値を見てもらいたい

「評定1」は2.5%前後と少ない。
実技以外の5教科では「評定1」が3~4%いるからね。

一方、2020年度を見ると
最高が音楽で12.3%、最低は保健体育の9.0%
実技以外の5教科はいずれも、12%以上の生徒は「評定5」である。

とりわけ厳しく見えるのが保健体育だろう。
「評定4」は全9教科の中で最も多く、「評定1」は最も少ない。
つまり、5は取りにくいがそこそこいい点数は取りやすいということだ。

実技教科は、ペーパーテスト以外も重視する。
体育は他の実技教科と比べて点数化しやすいのが理由だろう。
陸上競技や水泳はタイムなどの記録を数字で評価できる。
跳び箱や鉄棒、マット運動なども「できた・できなかった」で白黒つけやすい。

また、「運動は大得意だが、勉強はからきしダメ」という子は少なくない(データがあるわけではないので私の主観ね)
音楽は大得意だが、勉強はからきしダメ
美術は大得意だが、勉強はからきしダメ
という中学生よりは、多いだろう。

そんな「運動は大得意だが、勉強はからきしダメ」な子は、ペーパーテストがダメで評定4止まり。
ということではなかろうか。

一方で美術や技術家庭は「これができたら良し」というのを明文化しにくい。
絵とか版画はどうしても採点者の主観が入る。
だから、先生に気にいられていれば、高い点をつけらる可能性はある。
先生には逆らわず、にこにこして接した方がいい。
目をつけられるような振る舞いは、自分の首を絞めるだけ。

最後に。
学校の先生はキミらの技術を高めてくれる人ではない。
キミらを採点する人である。
それを忘れてはならないよ。



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