[2024年7月19日更新]
塾で数学のみを受講する生徒と国数英社理の5教科を受講する生徒がいた場合、塾としてより面倒を見たいと考えるのはどちらか。
考えるまでもなく後者だ。
塾で1教科だけ指導を受けること自体は何ら問題ない。
その他の教科は自己責任で勉強するという家庭のスタイルなのだから。
だが、例えば数学のみ塾で受講しているのなら、数学以外のことを塾に相談するのは筋違いだ。
多くの塾はタダで他の教科の相談も引き受けているのかもしれない。だがそれは過剰な要求だということを客側は知っていてもらいたい。あくまで塾側が善意でサービスしてくれているのだ。
◆受験結果も自己責任
数学単科で一般入試を受験できる都立高校はない。
総合芸術高校など一部の専門学科を除けば、5教科の試験を受けることになる。
合否は5教科の試験と調査書点(内申点)、ESAT-Jの総合で決まる。
総合的な指導を受けていないのなら、高校受験結果は家庭の責任と考えて欲しい。
もちろん、数学を受講していて塾の指導通りにその数学の学習をし、数学の成績が明らかな原因で、塾の進路指導では「問題ない」という判断をもらったにもかかわらず不合格になったのなら塾にも非がある。
指導を受けていない、つまりオカネを払っていない教科の成果を塾に期待するのはいささか図々しい。
◆塾側は「指導力不足が原因」と考えよ
多くの塾講師は、指導する塾生が都立に不合格だった場合に「どうすればよかったか」と反省をするだろう。
30名の第一志望合格よりも、1名の不合格がずっと心に残るのが塾講師というものだ。
都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
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