都立に入る!

都立推薦入試 通知表を重視しないのは

[2024年1月8日 更新]
都立高校の推薦入試まで3週間を切った。
推薦入試を受ける者は志望校を決めているだけでなく、その対策も進めているころだろう。

都立の推薦入試では多くの高校が
調査書点で50%、面接と作文(または小論文)で50%という配点を採っている。

その中で異色なのが三田高校。
昨年度と今年度の違いは以下の通り。両年とも600点満点である。

◆昨年 2023年度入試
調査書 300点
面接  150点
小論文 150点

◆今年 2024年度入試
調査書 100点
面接  250点
小論文 250点

今年は調査書の配点が1/3に激減している。
調査書点の占める割合が50%→16.7%と普通科ではダントツの低さだ。

◆私は賛成
他にも調査書点が全体の50%未満である普通科高校はある。
足立  48.4%
青山  47.4%
野津田 46.2%
大泉桜 44.4%
深沢  44.3%
西   40%
駒場  40%
八丈  30%

それでも、島しょの八丈高校をの除けばいずれも40%台。三田高校が並外れているのが分かるだろう。

私は三田高校の取り組みはいいものだと考える。
2024年度入試から、推薦も一般も男女枠がなくなる。
たいていの場合、同じ偏差値の男女なら女子の方が通知表の点(=調査書点)が高い。東京都の正式な発表ではなく肌感覚だが、多くの塾講師なら同意いただけるだろう。

通知表の評価は見つつ、小論文と面接という試験日の一発勝負に重きを置く。
今後の大学入試も一発勝負であることを考え、大学受験で結果を出せそうな受験生を集める三田高校。
3年後の大学受験結果も楽しみではないか。

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