[2023年11月10日 更新]
2024年度都立高校入試から、男女別の定員は廃止される。推薦入試も一般入試も男女関係なく、総合得点の高い順に合格する仕組みとなるわけだ。
もっとも単位制普通科と専門学科は以前からその形式だった。
今回は都立商業高校の過去の入試状況を確認し、2024年度入試の予想をする。
◆2023年度 商業高校の推薦入試は女子有利
受験者数→合格者数 を示している
第一商業
男子 59→25
女子 85→59
男子の割合は受験時は41%。合格者は30%と減っている。
第三商業
男子 17→8
女子 70→44
男子の割合は受験時は20%。合格者は15%と減っている。
第四商業
男子 52→18
女子 78→52
男子の割合は受験時は40%。合格者は26%と減っている。
芝商業
男子 35→25
女子 49→45
男子の割合は受験時は46%。合格者は36%と減っている。
江東商業
男子 22→22
女子 31→31
男女とも全入だった。
商業科で推薦入試が全入なんて過去に聞いたことがない。
葛飾商業
男子 56→36
女子 58→48
男子の割合は受験時は49%。合格者は43%と減っている。
第五商業
男子 30→20
女子 70→64
男子の割合は受験時は30%。合格者は24%と減っている。
千早
男子 32→12
女子 133→72
男子の割合は受験時は19%。合格者は14%と減っている。
大田桜台
男子 40→28
女子 45→40
男子の割合は受験時は47%。合格者は41%と減っている。
全ての商業高校で女子の方が受験者・合格者とも多く、合格率も高い。
これは今年始まったことでなく、以前からその傾向はあった。
◆2024年度も変わらない
2023年度との変更点が1つある。
第三商業高校の推薦枠を、定員の40%に増やす。2023年度は定員の30%だった。
他の商業高校は、2023年度も2024年度も推薦枠40%のまま。
商業高校の推薦枠は普通科の20%に比べ大きい。シンプルに受かりやすいということ。倍率も低く2023年度は全校2倍未満だった。
高校側としては早く優秀な生徒を集めたいと考えているのかもしれない。
だが、2月2日に推薦で合格してしまえばその後、勉強する意欲もわかないだろう。一般入試を受ける受験生と比べれば、勉強量は格段に減るはず。
4月の高校入学式まで丸2か月、勉強から遠ざかるというのが恐ろしい。
推薦入試で合格した諸君は、ぜひ2~3月で高校の予習をすることをお薦めする。
特に数学と英語。この2つは高校に入ってからも必須。
高校から宿題が出されたらラッキーだと思ってほしい。
即、始めよう。
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