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2019年度 都立高校入試平均点 その1「国語編」

◆社会、英語の難化が明らかに
6/27(木)、都立入試の平均点が発表された。今回は社会が難しい。点が取りにくいテストだった。

大方の予想通り、社会の平均点は低く過去5年間で最低だった。
前回、史上もっとも易しいと言われた英語も今年の平均点は過去5年間で最低。
実際は2002年の68.8点が最高。ただし当時は自校作成問題がなかったので、実質は2018年度の68.0点が最高といえよう。

逆に理科は2006年に続く、史上2番目の高得点だった。
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◆「メンミツな計画」、「道路をカクチョウする」は書ける?
まずは国語。
漢字の読み問題は次の5つ。正答率が最も高いものと低いものがどれだか分かるだろうか?
答えはこの記事の最後に書いておく。
 1.喝采
 2.朗らか
 3.渓谷
 4.漂う
 5.催される

漢字の書き問題の正答率が低かったのはメンミツ(綿密)とカクチョウ(拡張)。それぞれ62.0%と69.5%
綿と書こうとして、「錦」や「線」と書いてしまったりするのだろう。
あとは「面密」という誤答が多かったようだ。
拡張も、"道路を"という言葉の後なので「拡長」とする誤答が多かった。

200字作文の正答率は79.0%だが、これは部分点がもらえた者もカウントされている。
つまり、無記入などで0点だった者が21.0%だということ。

これを高いと感じるか低いと感じるか。実は例年通りなのである。
2018年も79.9%と高く、2017年は75.3%。2016年は珍しく82.8%と8割超えだった。
2015年度は58.2%と低い。これは、2015年度以前は作文問題が2問出ていたからである。

作文は誰でも書き方を覚えれば点が取れる。
10点満点とはいかずとも、5点程度ならまず全員が取れるようになる。
作文のカタを覚えて、まずはVもぎで点を取れるようになろう。

この点は数学の「図形の合同or相似の証明」でも同じなのだが、数学については次の機会に話します。


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<漢字の読み問題の正答率>
 1.喝采 79.8%
 2.朗らか 67.9%
 3.渓谷 65.6%
 4.漂う 92.3%
 5.催される 57.3%
「漂う」が最も正答率が高く、「催される」が低かった。

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