[2020年5月11日 更新]
豊島区千早にある千早高校をご存知だろうか。
最寄駅は東京メトロの千川駅。
元々は都立牛込商業高校だったが、2004年に日本初となる「ビジネスコミュニケーション科」を要する千早高校へと変わった。
なお豊島区千早には都立豊島高校、城西大付属城西高校もある。
◆過去5年間で今が最悪?
この資料は2020年3月31日に発表された「学校経営報告」から抜粋している。
参照:千早高校HP
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過去5年間の数字の推移を分かりやすく公表してくれている。ありがたい。
同じビジネスコミュニケーション科でも大田桜台高校は、数字が分かりにくい。
過去とどう変わったかも分からない。ヒマな人は見比べてみよう。
参照:大田桜台高校HP
さて千早高校。
過去5年で
・大学進学数ワースト
・英検2級以上の受検数ワースト
・全商簿記1級合格数ワースト
などなどワースト記録を連発している。
授業満足度もワーストではあるが、もともと千早高校の満足度は高め。
「70%を切っていたら危険水域」と私は考えている。
◆なぜ低迷したか
私はずばり「2018年に入学した現高校3年生」が原因だと想定している。特に検定に関して。
一般入試の実倍率は2014年度から2020年度まで以下の通りに推移した。1.43→1.23→1.36→1.37→1.00→1.25→1.29
ずっと1.3倍前後だった実倍率が、2018年度だけ
定員 147名
受験 148名
合格 148名
と全入になっている。
本来なら落ちるようなレベルの子が入学してしまったのだろう。
ということは、来春の進路実績はさらに悪化することが予想できる。
彼らが卒業するわけだから。
どうか「余計な心配だった」と思えるような実績であってほしい。
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