[2019年11月27日 更新]
2018年の「平成30年度 学校基本調査」から、各都道府県の公立高校への進学率を調べた。
<出典:学校基本調査>
「東京は私立進学率が高い」という認識はあるが、他の道府県と比べてどうなのか。
お隣の神奈川、埼玉、千葉はどうなのか。
最も公立志向の強いのはどの県なのか。
公立と私立の割合についてすべて判明したので、今回みなさんに共有する。
今回の記事は、都立高校入試には影響しない点は許していただきたい。
◆公立高校への進学率が低いのは東京、京都、大阪
公立進学率が低い順にソートした。
予想通り東京が最も低く、唯一過半数が私立高校へ進学している。
公立進学率が低い=や私立進学率が高いということだが、そうなるのにはいくつかの理由がある。
・(魅力的な)私立高校が多い
・住民の所得が高い
・住民の所得が高い
たとえば私立高校入学者数が最も少ない徳島県には、私立高校が3つしかない。
香蘭高校、生光学園高校、徳島文理高校の3校とも徳島市内にある。市外の受験生には公立高校しか選択肢がない。
2019年度入試は、一般選抜倍率は全日制で1.02倍。
普通科で倍率1.1倍を超えたのは板野高校(1.18倍)だけ。
いつも言ってるが、東京の公立(都立)高校への入りにくさは異常。
ずっと東京にいると当たり前に思っちゃうけど、全国と比べると「異常」なんですよ東京は。
都立高校2019年度一般入試の最終応募倍率、全日制普通科で1.50倍(島嶼は除く)
3人に1人は都立に行けないわけ。東京では毎年1万人以上の中3が落とされている。
東京都では、高校に進学するであろう中学3年生の人数を、都立:私立で 596:404 に分けている。
割合でいえば、都立に行けるのは10人のうち6人以下なのである。
これだけ公立高校に進める子の割合が低いのは東京だけだ。
なお東京は私立高校の方が入学者数が多いが、これには私立中高一貫校の生徒も含まれる。
高校受験で私立高校に入る生徒は25,000人程度である。
◆全国平均は67.1%だが…
人数の多い東京が平均値を思いっきり下げている。
中央値、すなわち上からも下からも24番目であるのが奈良県の71.7%
おおむね10人中7人強が公立高校に進んでいるということ。
キミの住むところはどうだろうか。
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もちろん都道府県によって高校入試の仕組みが違う。それを理解してるだろうか。
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