都立に入る!

都立入試社会 地図の問題は難しくない

[2024年8月16日更新]
都立入試の社会では、地図をからめた問題が必ず出る。
大抵は1問目がそれ。

過去10年で以下の地形図から出題された。

2024年度 茨城県 取手市
2023年度 神奈川県 鎌倉市
2022年度 千葉県/神奈川県
2021年度 埼玉県 川越市
2020年度 神奈川県 藤沢市
2019年度 山梨県 上野原市
2018年度 千葉県/神奈川県/長崎県
2017年度 千葉県 香取市
2016年度 千葉県 木更津市 ※大問3
2015年度 山形県 村山市

山形県を除き、首都圏の地図ばかり出ているのが分かろう。
もちろんその地形を知っていれば有利になる。

例えば2021年度入試では、川越市中心部をどの経路で歩いたのかという選択問題が出た。
「時の鐘」のそばを通っているので、地元民なら100%正解できる。
地形図上では「高塔」の地図記号で示されているというヒントがあるが、高塔の地図記号を知っている中学生は稀少だろう。

正しいアプローチの仕方は、
駅前の交番前集合というヒントで選択肢は2つに絞れる。
移動距離4.1kmというヒントで確定だろう。他3つの選択肢は3kmに満たない。

結論は、その土地を知らなくても簡単に正解できる問題が出るということ。

とはいえ正答率は64.8%と高くない。
都教育委員会の報告書だと「ウ」の誤答が多かったようだ。でも「ウ」は駅前に交番の地図記号はないし、移動距離もせいぜい1.5kmしかない。真っ先に消える選択肢だと思う。
いかに分の内容を理解できない、交番の地図記号も分からない受験生が多いのかを示している。

※入試問題はここから見られる


どの地図記号がよく出るかは、過去記事をご覧いただきたい。
よく出るものから覚えていこう。

都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ

現役塾講師が教える 都立高校に受かるためだけのサイト。
都立入試・受験情報を無料で教えます。

コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「入試対策 社会」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事