午後少し風が弱まったので単棟育苗ハウスのフィルムを2人で張りました。POの厚さ0.13です。
こんな道具を使います。屋根の中央にフィルムがコロコロ滑っていくオレンジ色の楕円形ものをつけ先端はソリの様なものにフィルムをつけてハウスの両サイドを2人で引っ張っていきます。風がなければそれほど時間はかかりません。そして両サイドをビニペットというスプリングで止めていきます。
この道具、もう30年以上前に幕張メッセで秋に開かれる当時確か国際施設園芸展というイベントで知り取り寄せました。
今も名称は変わりましたが毎年秋に幕張メッセで開かれています。
何年も秋のいちごの定植後にこのイベントに行くのが楽しみでいろいろ役に立つ物あり参考になりました。
最後に行ったのは確か房総台風の前の年だったと思います。その頃ドローンやハウスの環境制御の展示が多く興味が薄れてしまいました。そしてスマート農業という言葉も聞かれるようになりました。
1980年いちご一作目の時、そのころ県いちご連の支部で冬場立毛品評会という行事があり組合代表で参加させてもらいました。立毛品評会は数名の普及所(現農業事務所)県試験場の職員が審査委員になってハウスの中のいちごの株の出来具合を2回審査し順序をつけ最優秀者には知事賞が贈られるという品評会です。
当時この地区では導入が少なかったハウスの自動換気や自動カーテンをうちは入れてました。審査委員の1人の方がいちごはハウスの良し悪しでできる物では無いと言われたのを今でも覚えています。その年は番外でしたが審査員のその言葉に発奮して3年後には知事賞を頂きました。良い思い出です。
今の新規参入の若い方は高設栽培、高度な環境制御機器の導入から始まると資材屋さんが言っていました。少し気持ちはわかる様な気はします。