sibuの“不自由だから楽しめる”

平成13年11月に脳梗塞を患い、以来左半身不随。時間に余裕ができやれることが増える。これをチャンスに。sibu 

病室にて 2

2010-03-28 13:35:34 | 出来事

 平成13年、11月某日、深夜。まだ動けず、寝るだけが仕事のような毎日が続き、
夜になると昼寝のせいで目が冴える。その日も寝られずにおると、看護師が2人、病室に入ってきて、ひそひそ話。
聞き耳を立ててるわけではないが、側で話されてるから嫌でも聞こえてしまう。
一人の看護師の彼氏のお母さんがガンであと僅かの命。そのお母さんがそのことを知らずにいる。いつも、遊びに行って良くしてもらっていたので、顔をあわせると涙がでてしまい行けなくなった・・・。と泣いている。もう一人の看護師は、相談にのっていたが泣き方がだんだんひどくなってきたので、肩をさすっていただけのよう。

 明るい看護師だったので、2日後、廊下で会ったとき話をついつい聞いてしまったことを詫び、おせっかいにもその後のことを聞く。彼氏とは婚約をしていた。だがやはり、行けなくなっているとのことで、悩んでいた。そこで、お母さんの顔をしっかり見ておくこととアドバイス。いま元気なお母さん、よくしてくれたお母さんならなおさら。
 翌日、訪問して楽しい時間を送っと、報告をしてくれた。

 入院中、暇を持て余し、家内にノートを持ってきてもらう。字が書けなくなっていたことと、ヘタになっていたから(-_-)。はじめから、字は下手であったが、ミミズの這ったような字とは、このような字と、自分でおもうほど。
なにを書こうか迷ったが、身近にある人、ものをと。看護師さんの名前をおもいつくままに。いや、美人順かな?覗きこんで、聞いてきた看護師さもいたが、優しい順とか気がつく順とか、聞いてきた看護師さんにより答えを変えた。

  
   折り紙の “カタツムリ”        

  カーネーション
     

      

コメント
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