南部吟遊詩人の写真館

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黒森山に登ってきました。

2019年10月22日 17時41分10秒 | 〇〇山に登ってきました。
【本日の山行】
8:52 萬寿抗駐車場発
9:14 滝の沢
9:47 深沢口
10:09 峠口
10:54 休憩
11:04 出発
11:20 黒森山山頂到着
11:57 黒森山山頂出発
12:15 黒森大権現到着
12:22 黒森大権現出発
12:36 分岐点復帰
13:29 深沢口
14:05 萬寿抗駐車場着

【今回の地図】
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【撮影日:2019/10/20】

大ケ生に来ました。


秋です。


この木、根元でまとめられていて不思議です。ときどきこういう木あるけど…。





なんでなんでしょう?




今回は、金山「萬寿抗」の駐車場からです。


この先は車を止める場所はありません。


大ケ生は道が狭く、あまり車を止める場所がないのです。


少し歩くと、岩大のアトリエがあります。


様々な石の彫刻が大ケ生にはあります。ここで作っていたらしいです。


これなんかはネズミ?ですかね…?


さて、間もなく登山口。



ここからは車両進入禁止です。




「一切責任を持ちません」とか厳しい言葉ですねえ…。

最初は林道ですが…、



川に橋が架かっています。



すぐにワイヤーが張られています。

しかも、南京錠でガッチリ閉まっているので、車は進めません。



歩いていくしかないのです。オフロードカ―であれば、なんとか入れそうな感じですが。



沢に沿って歩いていく感じです。



歩いて行くと、左の崖上に、



民家が見えます。さっきの案内板にあった、「虫壁家」でしょう。



たぶん、昔はあっちが峠道だったのでしょうね。



林道を歩いて行くと、



沢を渡ります。





今度は右手が沢になります。



歩くと、滝があるようですが、



木立の間でよく見えません…。





左手に畑(正確には跡)がありました。たぶん、これが峠道の旧道かもしれません。

先ほどの「虫壁家」とつながっているのでしょう。

登山道はさらに奥です。



字が難しくて読めません。獣偏に犬?なんのことやら??狼??



栗がいっぱい落っこちてます。秋ですね。



昨日は大雨だったので、道がビチョビチョです。



谷川は元気ですね。


水量が豊富です。



なにやら、みえてきました。



滝があります。



人工物が多い。なんらかの施設のようです。





「山神」の石碑があります。


どうも、大ケ生の地域に水道を引く施設のようです。

大ケ生には上下水道が通っていないらしいので…。





ここから進むと、山がはげ山で、フェンスがされています。



異様な光景です。



この先の案内板です。貴重な情報。



この辺は人の手がすごく入っています。





山の木を切ってフェンスを作り、何がしたいんでしょう??謎です。

はげ山の頂上付近。



谷側の向こうも、



フェンスで仕切られています。


害獣防止なんでしょうか?



はげ山エリアが終わります。



また、森に。



右側に沢を見ながら進むのは変わりません。水の流れる音がいい感じです。



「穴沢」だそうです。



下りていくと、沢の向こう側にも道がありそうです。登山道はそっちではないので、いきませんでしたが…。



小さな滝がいくつもあります。



本当に、水がキレイ。



この辺は、「いたぎ渓流」というらしいです。






登りも少しはありますが、



比較的緩やかな道です。



昨日の雨で足元は柔らかかったです。ところどころ水が出ています。



なにやらポイントが見えてきました。



水場です。



「姥湖水明神」というそうです。


このQRコードを見てみると、この登山道は昔、街道だったらしく、その途中、この水場で旅人や馬は喉を潤していたらしいです。

なるほど、歴史ありそうな場所です。





街道だったということは、昔はここを通ってどこかに抜けたのでしょうね。



この渓流の音を聞きながら、昔の人も歩いていたのでしょう。



あるいは、馬や牛を引きながら。



この断崖も、昔の人が通行のために切り崩したのかもしれません。



次のポイントが見えてきました。



「ガロの滝」です。ネーミングの理由は不明。





滝の下が岩の樋になっています。



街道には危険な箇所も。



こんなところまで車で来る人はいないっつーの…。



そして、足元が怖い…。

分岐点に来ました。


右に進めば「峠コース」


沢を渡って左に崖沿いに進めば、「深沢コース」です。


まずは、沢を渡ります。


「深沢コース」は道が細そうです。


そして、沢に向かっています。


登りは「峠コース」から行くことにします。


「峠」というからには、ここは昔の街道で、「峠」に通じているのでしょう。


歩いていきますと…



馬頭観音がありました。これぞ、峠の証。昔からの街道であることを裏付ける証拠です。




古くてよくわかりませんが。


よく見ると、岩を削った後があります。これも、街道を広げる昔の人の努力の跡でしょう。


なおも進みます。




こういう倒木は撤去しておいてほしいものです。


また、沢を渡ります。






けっこう、道に水が出ています。


道が川になってしまっています。


それを越えると、


ポイントに出てきました。


峠です。「弁当場」と書かれてあります。


案内板は古くて、かすれています。


ここが昔の峠。


見るとここから3つに分岐しています。
根田茂の方へ続くようです。


こっちも多分、人里の方へいくのだと思われます。


今回、行くのはもちろん黒森山への登山道。


さあ、行きましょう。ここからスタートみたいなもんです。


けっこう、普通の山道です。なだらか。


なんだか、登山道が一本道みたいになっているのが不思議です。まるで作ったかのよう。


まあ、歩きやすくてすごく便利ですが。


けっこう、初心者向けにもいい感じかもしれません。


ポイントに来ました。「傘松展望台」とあります。


近くに生えているこの松が「傘松」なんですね。でも、眺望は全くないので、「展望台」ではありませんな…。


さて、先を急ぎましょう。とてもなだらかなので、まるで、尾根を行くようです。


次のポイントは「蛇紋坂」。たぶん、蛇紋岩の多い坂なのでしょう。


蛇紋岩は「岩手県の岩石」。滑りやすいことで有名。登山家にとっては鬼門です。注意していきましょう。


山はよく見ると、


やや、秋っぽいですね。


こういう季節の変化を感じられるのも山登りの楽しみです。


しかし、本当になだらかな山です。


たぶん、木立の向こうに見えるのが黒森山。けっこう遠そうに見えるけど、山登りってすぐに着いちゃうから不思議です。


なんだか登り坂が途切れてます。


なんでなんでしょう?


峠みたいなところに出ました。


地図を見ると、ここは698mの地点。山の名前とかはないですが、ちょっと尾根になっているようです。

で、少し下りになります。


途中で見つけた、登山道わきの石組み。石垣みたいに見えますが、こんなの自然にできるものなのでしょうか?

人工だとしても、こんなところになんで石垣作るのか理解に苦しみます。



不思議で仕方ありません。


疲れてきたので、休憩します。無理は禁物。


秋の空ですね~~。葉っぱが黄色いです。


さて、たぶん、もう一息。


なんだか、空が近くなってきました。


もう、山頂?








次のポイント来ました。


「御神手洗瀬」(おみだらせ)??どの辺が瀬なのでしょうか?この辺に水場はありませんし…意味不明なポイントです。


この右手の谷がそうなんでしょうか????


あれ?


山頂に着きました。


もう、着いちゃいましたよ。




黒森山。836mの山頂です。付近の木が切りはらわれていて、見晴らしがいいです。素晴らしい!!

周辺の山々です。残念ながら、早池峰山の方向は木立があって見られません。


では、周囲を見てみましょう。

↑右手奥のわかりやすいのが岩手山。左手方向がたぶん、志和三山ですな。

↓手前のこっちが朝島山とか鬼が瀬山とかだと思われます。


↓このとんがっているのがたぶん朝島山。斜度がきつかったですからね。


↓これは多分、というか絶対岩手山。間違いないです。


↓奥に見える、とがった山が姫神山。遠くに見えますね。


もうちょっとマシに見えますか?


あっちは多分、志和三山なんです。


中央が南昌山。左が東根山。右が毒ガ森とか赤林山とか箱が森だと思われます。右三つは私よくわかりません…。


岩手山は分かりやすいんですがね。


姫神山も形状が独特ですから。


右の方に視線を移すと、あまり、目立った山は見えません。
たぶんもっと右の見晴らしがよくなれば、早池峰山が見られるはずです。



帰りは別のルートから帰りましょう。


すぐに分岐があります。

「峠コース」で来たので、「深沢コース」で帰りたいですが、
その前に「重石コース」の途中にあるという「黒森大権現」が気になります。

というわけで、行ってみましょう。


けっこう、こっちの「重石コース」は、


斜度がきつめです。


15分ほど下ると、大きな石がたくさん見えてきます。




「黒森大権現」に着きました。


コイツですね。(←不敬!コラコラ)


案内板です。

やっぱり信仰の場だったのですね。

それにしても本当に巨大な岩です。全貌が写真で撮れません。


割れ目の中に入ってみましょう。


石碑があります。


中は真っ暗。


フラッシュをたきますが、権現の「獅子頭」は見えません。そもそもないのかも。


ただ、案内板には「展望台」とありましたが、展望できる場所はないです。


ここからまた登って、さっきのコースに戻ります。「深沢コース」に行きます。

さっきの道からちょっと降りると、分岐がありました。


ここからもさっきの「重石コース」に??合流地点なんてなかったような気がしますが…。


まあ、「虫壁コース」に行きます。たぶん、こっちが「深沢コース」でしょう。


最初は斜度がきつめ。


普通の山道でしたが、






沢が現れました。


ここから渡渉の連続になります。


次から次へと、沢です。


登山靴ならなんてことないですが、もし素人がスニーカーで来たら、あっという間に足元がビチャビチャになりますね。




もう、沢の連続に次ぐ連続。




あと、水がキレイ。






渡渉を何度やったか覚えていません。



沢沿いの山道です。











最後は、ここ。わりと流れ早いし、深いし、足を踏み外したら、あかんですな…。


さっきのポイントに戻ってきました。


この滝の根元を渡った感じです。

足を踏み外したら、滝つぼ…ですね。


先ほどのルートを通って、


駐車場に帰りました。

【総評】
黒森山はゆったり歩ける山ですね。そこそこ時間も使えるし、山頂の眺めもいいし、いい山です。

もう一回来たくなる山ですね。秋は虫もいないし、いい季節です。


【おまけ】
登山道の最初の方で見た、「虫壁家」のほうに行ってみました。舗装路は二件目の家までで、後は未舗装になり、畑の中のあぜ道になってしまいます。ほとんど私道というか、私有地っぽいのでこっちには来てはダメそうです。多分、こっちが昔の街道なのでしょうが。ちなみに二軒目の家の近くには犬が放されているので、車を降りると、いきなり寄って来て、ビビります。


以上、黒森山からでした。



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2 コメント

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Unknown (あき)
2023-03-14 01:52:55
こんにちは。たまたま黒森大権現をネットで知って、黒森山ってどんなところかなと思っていたので、詳しくご紹介いただいてとても楽しかったです。とても水も綺麗で、おそらく空気も綺麗なのでしょうが、大変な山ですね。大変健脚でいらっしゃって、眩しい限りです。有難うございました。
返信する
ありがとうございます。 (南部吟遊詩人本人)
2023-03-14 17:56:18
コメントありがとうございます。
私など大した脚ではありませんよ~~
岩手山でガクガク言ってますからね…
( ;∀;)
「黒森山」という山はけっこうたくさんあります。
私がここで紹介しているのは大ケ生(おおがゆ)の黒森山なのですが、確かにキレイな山です。人々の営みの跡が見えるし、水も空気もとても綺麗です。とてもいい山だと思います!
(*^▽^*)
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