僕の住んでいる場所の近くに「三ツ石神社」という場所があります。
ここにはその名の通り、三つの大石があります。
ここが「岩手県」という県名の由来になっています。
昔、「羅刹」という悪い鬼がいて、里を荒らしまわっていたそうです。そこで、里の者たちは、この神社の神様に悪い鬼を捕まえてくれるようにお願いしました。
この三ツ石の神につかまった鬼は、大石に縛り付けられ、もう悪さはしないということを誓わされます。その証拠にこの大石に手形をつけて、二度とここには来ないと誓ってこの地を去ることになりました。
大石に手形をつけたことから「岩手」の地名が、「もう二度と来ない」と言ったことから別名「不来方(こずかた)」とも呼ばれるようになりました。
ちなみに「南部鉄瓶」「南部杜氏」など、この地方が「南部」と呼ばれるのは、江戸時代にここの藩主になった「南部氏」という大名にその名の由来があります。もともとは南部氏は青森の方の大名です。自分のペンネームはこっちの「南部」の方からもらいました。
今ではその手形も、どこにあるかはわかりません。山が近くにあるわけでもない、こんな平野部の真ん中に、こんな巨大な石があるのは本当に奇妙な感じがします。
昔はこの大石も一つの石だったといいます。それがいつのころからか三つに割れたのでこの辺は「三ツ割」という地名になりました。
また、この辺りはとてもお寺が多く、「北山」という地名も持っています。市の「歴史的景観保存地区」に指定されています。
歴史のある山門は本当にいいものです。
この重厚感が好きです。
上二つは「報恩寺」というお寺です。
また、下は別のお寺です。夕焼けがきれいな季節になってきました。
きょうもまた 夕焼けのぞく 地蔵かな【とし蔵】
そのままですね。
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