
算数の支援員さんは、いろいろなクラスに支援で入っている。
この支援員さんと話をすると、とてもためになる。
「あるクラスでは、教師の指示が的確で、
その指示を聞くことで自分の支援する内容が理解できます。
当然、子どもたちも作業の内容や、手順がよく理解できています。
ですから、私は本当に困っている数人をカバーすればよくなります。」
「でも、あるクラスでは、先生の指示されたことが
私にはよく分からないことが時にあります。
私が分からないのですから、当然子どもたちも理解していません。
すると、『先生、教えて。』『先生、こっちに来て。』と
あっちでも、こっちでも呼ばれ、
ほぼ全ての子を個別指導することになります。」
また、たとえば、筆算の繰り上がりの位置など、一人一人違った自分勝手なやり方が横行し始めると、とても支援しにくいとも聞く。
私は、この基本的な計算の仕方などは、授業中に中途半端に教え、残りの練習を家庭学習に丸投げすることにかなりの原因があると考えている。
家庭学習は大事である。だから家庭で学習させることはよい。
しかし、子どもたちが中途半端にしか理解していないと、家庭では教えてくれる人がいないのだから、結果自己流が横行し始める。
中には、『分からないから、教えて。』と親に聞いて取り組む子も出てくる。
親は一生懸命に教えてくれるが、それぞれ計算の仕方は統一されていない。
結果、クラスの中の筆算の仕方は、ばらばらになっていく。
だから、私は、毎日宿題を出すが、特に新しい内容の宿題については、一度、授業でノートにやらせ、チェックしてから
「これと、同じノートを、宿題で作っていらっしゃい。」
と、出すようにしている。
こうして、形を身につけさせてからでないと、こわくて宿題をだせない。
こうなると、宿題をだせない日がでてくるが、そうしたときは
以前取り組んだ内容を、再度、再再度取り組ませるようにしている。
例えば、
この計算ならば、私はこう指示する。
例えば
この計算ならば、
クラスの誰もが、家庭学習でこのようにノートを作れるように指導しておいてから、宿題は出している。
3月26日(土)午後1時~ (名古屋市立大森小学校)
3月27日(日)午後4時まで (名古屋市立大森小学校)
どこかの時間でゴッホ展に行く計画もあります。
参加申し込みお待ちしています。
※ 「ヴィゴツキー」
授業研究の会 第15回公開研究集会
平成23年8月5日(金)13:00~8月7日(日)12:00
(2泊3日)
会場 あいち健康プラザ