
浜松市では、市の音楽発表会がある。
東区では、4年生が合唱で参加している。
私も4年生の担任なので、9月10日に向け練習してきた。
学年の先生たちと話し合って、歌は誰もが知っていて、
5人の教師が協力して全員が教えられる「ビリーブ」になった。
光明で合唱を発表して以来、大人数の合唱指導する機会がなかったので、
学年の先生たちにお願いして私が中心になって指導することを了解して頂いた。
1学期には2回、詩を読み、みんなでその意味やイメージについて勉強した。
2学期に入り、歌い方の指導に入った。
そのときに使ったのが、冒頭の絵だ。
「歌にも、基本があります。立つ基本、呼吸の基本、口の開け方の基本」
「その中の、口の開け方の基本は、『あの口』です。」
「口びるでなく、口の内部を広げて、軟口蓋(大きく口から息をすって涼しく感じる部分)にお腹からの空気を当てて声を出します。」
「でも、軟口蓋のことを考えて歌うのは難しいので、『あの口』で歌います。」
「『あの口』で歌うことによって、いい声を出す歌い方になっていきます。」
こんな説明をしてから、画用紙に描かれた絵を出す。
目は、まんまる。
口は前の歯、特に両サイドの歯を出すつもりで開ける。(志村けんの、あいーんの上半分をイメージさせた)
すると、ほっぺにたこ焼きのような膨らみができる。
そう話して、何度もこの練習をする。
友だちと見合う。
自分で何度もやってみる。
音階練習を、マママママ~とこの口を意識して行う。
この絵はとても便利で、
もう一枚の画用紙に、下唇を描いて合わせて見せると、口の開け方のイメージを持たせることができる。
下の画用紙を、以下のようにずらして見せ、同じ『あの口』だけど、どの『あの口』がいいのか考えさせる。
次に、この下の部分を次々に、「い」「う」「え」「お」と変えてみせる。
やってみさせる。
「い」なら以下のようになる。
「え」なら
「お」なら
こうすることで、全ての発声で、「あの口」 を意識することを求めた。
もちろん、全ての発音で「あの口」ができるわけではない。
しかし、そうしたイメージを持つことで、子供たちの声が少しずつ軟口蓋にあたって、頭上からでてくるようになるとうれしい。
55回 |
9月12日 | 土 | 9:00 | 15:00 | 天竜壬生ホール | 第1会議室 |
56回 | 10月17日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第1会議室 |
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