
2年生2クラスの体育を担当している。
4月、子供たちと出会って驚いた。
蛙の逆立ちがほぼ全員できない、鉄棒のちょっとした技もできない(前回りとか..)
もう少しできるはずだと思っていた。
自分で自分の体をコントロールする体験が少ないように思えた。
そこで、一つずつでいいから、きちんとできるようにしたいと思った。
マットなら、きれいに背骨を意識する前転をさせようと思った。蛙の逆立ちも全員ができるようにしたいと思った。
そうでないと、高学年で跳び箱が跳べないし、台上前転や頭はねとびでけがをする。
鉄棒では、全員に逆上がりをさせたいと思った。
しかし、なかなか壁はあつい。
たとえば、逆さま足をかけてぶら下がれない子も多かった。その例が、下の画像
これは、今週のTくんの様子。4月からしつこくやっても、自分で逆さまになれない。
彼は、4月には、鉄棒から前回りで降りれなかった。
逆さまになることが怖いのだ。
また、自身の体を、自分の思うにようにコントロールする経験が足りないのだと感じた。
そこで、逆上がりの前に「地球まわり」に挑戦することにした。
これは、逆さ感覚がなければできない。
また、一度足をかけ、次に足を抜くがそのときに体重移動できないと回転しない。
体の使い方を覚えるのにいい勉強になるし、2年生には簡単すぎず難しすぎない技だと思う。
・逆さま感覚が身につく。
・何秒か腕だけで辛さをつり下げなければならないので、握力や腕力が使えるようになる。
・体の微妙な重心移動が自身の意志でできるようになる。
・ちょっとがんばればできそうな気がする難度の技である。
やっと、片方のクラスで、この地球まわりが全員できた。
つぎは、いよいよ全員逆上がり完成に、もっていきたい。
次回以降の「浜松授業研究の会」の予定です。
第28回 | 2012年12月8日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
第29回 | 2013年1月19日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます