
6月の授業研究の会 K先生の図工の実践(5.6年生の複式)
6年生は1年生のとき、5年生は昨年教えていて、2度目の担任となる。
あまりの精密さに、参加者全員まず思わずため息がでた。
校舎を描くことで、立体的に見えるための構図、立体感を出すための線を見つける力をつけていくことがねらい。
まず、子どもたち自身が構図を決める。
どこから見たら、より校舎が立体的に見えるだろう。
立体的に見えるためには、直方体の正面でなく斜めから見ると複数の面が見える。
複数の面が見えることで、立体感が生まれる。
また、空を入れることで、遠近感が出てくる。
水平な線だけでなく、斜めの線を見つけることで立体感を表すことができる。
こんな観点で構図が決まると、それぞれがデジタルカメラで写真をとり、プリントアウトする。
下絵は、そのプリントを見ながらすすめる。
こうすることで以下のメリットがある。
・時間短縮。毎回外に出ていると、移動の時間がかかる。
・集中が途切れない。屋外に出ると開放感があるため、集中しなくる。
・天候に左右されない。
・線の向きが分からない場合、プリントの線をなぞってみる。すると水平に対してどれぐらい斜めになっているかが分かる。
・全員が教室で下絵に取り組むことで、互いの良さを見合うことができる。
・教師が全員を指導することができる。
ここまで、下絵が精密に描かれるまでに8時間かっかった。
これから、色塗りを行う。
下絵がこれだけ丁寧に書かれていれば、線を踏まないで着色することで必ず良い作品ができる。
着色するときは、パレットにその部分を塗るだけの絵の具を10円玉の大きさで作る。
こうすると、同じ壁でも部分部分で色が変わるために、立体感がでてくる。
まず、日の光の当たっている明るい面を塗る。
それから、光の当たらない面を塗る。
光と影の関係は、水の加減で濃い薄いを区別するとともに、陰には少し青系統を混ぜる。
白と黒は使わない。
完成が楽しみだ。
44回 | 7月12日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
45回 | 9月6日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
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