totoroの小道

「挑戦することで、きっといいことがある」  http://www.geocities.jp/totoroguide/ 

響け!! ぼくらの歌声!!

2012-02-04 17:07:41 | 歌・音楽

1学期、子どもたちと一緒に歌を楽しく歌いました。
「みんな上手だね。」
「うん。なんだか、音楽の時間が楽しいよ。」
「みんなもっと上手になるよ。そしたらいつか、二部合唱に挑戦しようね。」
 

そんな経緯があって、秋から、「歌よありがとう」の二部合唱に取り組みました。

 

最初は、おちゃらけていた子もいたし
恥ずかしがって声を出せない子もいました。

空気が変わったのは、10月頃からでしょうか?
授業が始まる時刻前に、皆集合して良い姿勢で私を待っています。
私の話を、背筋を伸ばして聞きます。
音楽専科でなく、それほど音楽の知識のない私の指示を
真剣に聞くのです。

「足で大地をつかむんだよ。」
指示すれば、
裸足になってやってみます。

「お腹に息を入れるんだよ。」
と言えば
お腹を押さえて「ス~ッ、ハ~ッ。」

「高い声は、無理して出しちゃダメ。オオカミのワオ~ンの声だよ。」
指示すれば
ファルセットを試みてくれます。

 4年生の最後は、季節外れですが
「もみじ」をきれいに二部合唱して終わるつもりです。
そこで、今日が「歌よありがとう」の最終回です。

子どもたちは、思いを込めて歌いました。
YouTubeにアップしました。
下の画面をクリックして、ぜひ聞いてください。
彼らの内面を、ご覧ください。

 

歌は、クラスを変えます。
この自信にあふれた、彼らの顔を見てください。

また、歌は、一人一人の子どもを育てます。
下の写真の子、私は一度も担任をしたことはないのですが
ずっと、その表情の変化を見てきました。

こんな表情の彼女を見るのは久しぶりです。
堂々と、自分をさらけ出して、精一杯歌う姿。
感動しました。
自分から、羽織った固いからを脱ぎ捨てて、みずみずしい姿を見せてくれたことを。

もちろん、彼女だけではありません。

いたずらっ子。
おちゃらけっ子。
勉強に自信がない子。
もっと親に甘えたいけれど、甘えられない子。
友達と仲よくできない子。
恥ずかしがり屋。
音程通りに歌えない子。

一人一人、みな言い出したら何か背負っていて
初めは素直に、
声を出したり
大きな口を開けたり
正面を向けなかったりしたのです。
それが、こんな表情になってしまいました。

目がすごいでしょ。
目に力があるでしょ。

歌の力ってすごいと思います。

歌っているとき、おそらく彼らは楽しいのです。
充実しているのです。

友達の声と、自分の声が重なる。
友達の心と、自分の心が重なる。
クラスが、余計なこと考えず、「良い歌を作ろう。」という
思い一つで満たされる感覚。
.....きっと、そんな感覚が楽しいのです。

子どもたち自身が集団の力をを高め
集団の力を借りて、自分自身が成長している。
そんな瞬間の空気を共有する楽しさ。
これは、学校でしか体験できないことです。

かわいくて仕方ないです。

  浜松授業研究の会  第20回以降のご案内をします。

  開催日 曜日 開始時間 終了時間 施設名 場所名
第20回 2012年2月11日 9:00 12:00 天竜壬生ホール 第2会議室
第21回 2012年4月14日 9:00 12:00 天竜壬生ホール 第1会議室

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
1年間の実りは大きかった (Mrヒデ)
2012-02-05 11:48:07
 算数指導も音楽指導も1年間の成果がこのように出てほんとうによかったですね。教師も子どもも幸せです。
 先生の音楽指導について私のブログに少し書きました。よろしくね。
返信する
成長 (コウタ)
2012-02-05 20:43:36
完璧な演奏でした。最後と言うことで、動画を見ている人からは成長したな。と思わせられました。次も先生も子供たちもがんばって、またいい演奏を聞かせてください。
返信する

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