totoroの小道

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3年生  描画「海じじい」

2013-12-19 14:34:19 | 図工

12月の授業研究の会 鈴木先生の実践です。
※ごめんなさい。持参したデジカメが、電池切れで写真が撮れませんでした。

昨年の、もちもちの木の技法を生かして、もっと効果的な題材に取り組みました。
和紙に彩色すると、軟らかい色合いになります。さらに、水加減を調節するとぼやけた感じを表現できます。
その和紙を、しわくちゃにすることにより、その淡い色にさらに濃淡がつきます。
すると、海や空気の質感が出てきます。

今回一番苦心したのが、この技法に合うお話の発掘です。
この技法には、昔話が合います。
しかし、子どもたちがよく知っている昔話だと、自分でイメージしようとしません。
子どもたちに、お話を聞いて、言葉を手がかりにして登場人物のイメージを作ってほしいと考えたのです。

下絵
「海じじい」のお話を読んだ後、「海じじい」はどういう姿かを話し合います。
大きさ、表情、質感、目、口、声、髪の毛、手、足・・・・・
そのイメージを頼りに、下絵に取り組みました。
構図も工夫します。
特に、櫂を通す丸い金具から見ると海じじいが見える場面は、用紙自体を丸く切り取ります。


色塗り
和紙をしわくちゃにするために、海の波の感じがよく出ました。
せっかくしわにしてあるので、水加減を考えて、そのしわの良さを生かします。
上手く海の波の感じがを表現できた子の作品があると、全員一度活動をやめ、それを見てその秘訣を考えます。
主人公の「海じじい」の色は、昆布のようなぬめっとした感じをいかに表現するかを話し合いました。

参加者の感想
昨年の実践をベースにさらに新しい表現を追求した意欲がすごいと思う。
昨年もよい作品でしたが、技法に合うお話を選んだことで効果を出せたと思う。

39回 2014年1月18日  土  9:00  12:00  天竜壬生ホール  第2会議室
40回 2014年2月15日  土  9:00  12:00  天竜壬生ホール  第2会議室

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