小学生の子供たちにサッカーを教えるのは、教えている人間の性格が出てしまうので難しいと思います。先日も昔、子供を教えていたと思われる20代の人と会話をしていて、自分には「やる気のない人を教えるのは苦手で、やる気がある人しか教えない」と言っていました。その通りでやる気がない人をコーチングするのは大変です。でも、考え方をちょっと変えて、やる気のない奴をやる気にさせる練習方法や言葉の遣い方を使って「目の色を変えさせる」ことをコーチングのモチベーションに変えられると、ぐっと大人のコーチングになるはずです。
サッカーを好きにさせてあげるのが一番大切ですが、どうしても上手になるために必要なドリル練習は、なかなか集中してやってくれる子供たちは少ないですよね
。こんなときもコーチは一番遠回りでもいいから、ドリル練習を嫌がらない方法を見つけることを考え出せれば最高のコーチングといえるでしょう。そのコツは、褒めることと我慢することだと私は思います。近くでずーと観ていると、気がつかない子供達の面白いしぐさが、ちょっとはなれたところから観ていると見つかることがあります。見方を変えることも重要だと思います。
何にしろコーチが常に自分で自分自身を進歩させようとしているのであれば、いずれ解決することは明白ですから、周りで若いコーチを指導している方も、怒ってばかりいないで自分自身を見つめなおしてみるのも楽しいですよ