ウォーキングと旅行でのひとり言

高知県 吉良川にて

前夜は「ホテルなはり」で、料理長おすすめの土佐マグロ御膳プランにのって、じゃらんを使って宿をとりました。

前菜 鮪かまとろすもーくの串 ツナネーズ 鮪味噌の豆腐のせ
小鉢 鮪皮酢
刺身 天然南まぐろの中トロ・赤身、びんちょうまぐろ
変わり小鉢 春サラダ 新生姜の香り
揚げ物 海老 イカ 野菜の天ぷら
陶板 鮪カマトロと野菜の蒸し焼き
季節のフルーツやアイスクリームまでありました。

夜の食事がつく宿は久しぶりで、いつもは一泊朝食付きで、節約してます。
風呂も楽しんで、疲れもあって、早々とぐっすり休みました。



明けて、2日目、ホテルの近くのバス停から「高知東部交通バス」に乗って吉良川を目指します。

初めてきたところで、初めて乗るバスですので、興味津々です。右手にときどき土佐湾が顔を出します。

乗客は私一人で、なんかわるい気がしました。貸し切り状態です。割と長い時間が経過した感じで、やっと目的地に着いたと思いました。30分ぐらいだったのですが………。

バスを「吉良川学校通」で下車し、観光案内所を探しましたが、見当たりません。ヤマカンで歩き出すと、すぐに、それらしき町が見つかりました。



図の黄色の線に沿って歩きました。









吉良川は、古来より良質な木炭や薪が取れました。鎌倉時代の古文書にも木材産地として、吉良川の名が記されています。明治時代よりウバメガシから備長炭が生産され、大正時代には生産技術が発達し、吉良川炭は日本を代表する炭になりました。いわゆる「土佐備長炭」です。






角田家住宅です。





角田家のある付近から、西の方を見通した町の風景です。


のんびりと散歩しながら、写真を撮り、はるばる遠くに来た感じがしました。





その町並みは、どこか懐かしく、タイムスリップした想いを抱かせます。





いしぐろのある民家です。川原石や浜石でつくられた外壁を「いしぐろ」と呼びます。
風雨から家を守るため、室戸ならではの特徴ある景観でしょう。台風の通り道です。


ここから、しばらく東に戻りながら歩いていると、地元のご婦人に会いました。地図も何もなかったので、

「この辺りの町でぜひ見ておきたい場所はどこでしょうか。ここから、西の方を見歩いて来たのですが。」
「この先を少し行って、突き当たりを左に曲がると、まちなみ館があります。吉良川のまちなみ拠点施設として使われています。行ってみてください。」





婦人が言われた左に曲がった場所から先を見通した絵です。先に鳥居が見えます。

そこから少し歩くと右側に「まちなみ館」がありました。





まちなみ館から海側を見下ろした絵です。まちなみ館は残念ながら閉まっていました。

ここから山側に少し歩くと、御田八幡宮があります。








吉良川町は、御田八幡宮に沿って広がるところで、鎌倉時代にまでも遡る歴史があります。

この八幡宮で行われる「御田祭」は国指定重要無形民俗文化財になっており、鎌倉時代に始められた全国神社祭典のうち現在にまで残っているのは数少ないそうです。

御田祭は、天下泰平を祝い、民の心の安定と五穀の豊穣を願って、隔年の5月3日に奉納される古式祭典行事だそうです。田遊・田楽・猿楽等の古風な能楽が演じられます。ぜひ一度見てみたいと思いました。子供の生まれる場面もあり、このことから、子を授かる祭りとしても有名だそうです。





神秘的な力が感じられる場所です。気持ちが安らぐ感じがしました。








ここから海側へ戻っていき、まちなみ館を過ぎ次の三叉路を右に曲がりました。(図の黄色のライン)
すぐに武井家住宅があります。





米屋さんから遠洋漁業まで幅広く生業にした家です。





この辺りの町並みです。


吉良川町は、明治期に建てられた漆喰壁の商家や、水切り瓦の蔵が多いです。

土佐湾からやってくる台風の通り道………、風雨から家を守るためにいろいろな工夫がされている様子がうかがえます。「水切り瓦」は外壁を伝わって雨が染み込むのを妨げました。



元の出発点の戻りました。そこに、町の案内のパネルを見つけ、まだ見残しているところが。

黄色のラインに沿ってさらに歩き、池田家住宅を見つけます。「蔵空間茶館」になっていました。





備長炭問屋だったそうです。なまこ壁がいい雰囲気を出していました。



さらに奥へ歩き、特徴ある塀の家がありました。







ここで、吉良川町の散策のゴールにしました。これから、バスで奈半利に戻って、奈半利の町を散策したいと思います。ブログは次回へ。

コメント一覧

hanaenishijinjya20230608
初めましてステキなお散歩記事
の温かみのある絵にほっこり♪
伝統建築と歴史のある御田祭♪
高知県東部6市町村連携してる
春の『土佐の町家ひなまつり』
可愛らしくて素晴らしい行事♪
他のホームページさんを見ると
蔵空間茶館も温かみのある木を
内装にふんだんに使われていて
土佐備長炭100%焙煎コーヒー
やケーキとオーナーさんの音楽
に癒やされるのだろうと納得♪
町家から3キロほど南下すると
道の駅キラメッセ室戸があって
ジェラートが美味しいらしい♪
こちらもホームページあるので
食べに行く前には電話で確認を
すると良いのかなと思いました
いろんな場所でのウォーキング
あれこれ想像して楽しみにして
優しい心のコミュニケーション
実際に繰り返す貴重なご体験は
すごく気持ち良さそうですよね
気ままな一人旅応援してます☆
traveler51
mamekichiさんへ
教えられた通り回ったのですが、六華苑も閉まっていました。普通の家でやっていた蕎麦屋さんも閉まっていて残念でした。塀越しに洋風の建物を撮影することはできました。また、1ヶ月ぐらい先になると思いますが、「桑名にて」のブログを書きます。貴方のブログも拝見しました。私は長いこと高校の理科の教師をしていたので、バードウォッチングやツバメの話は非常に興味があります。ずっと拝見したいと思っています。
traveler51
和三郎さんへ
北川村まで行きたかったのですが、車ではないので機動力にかけます。まあ、歩きは歩きでいいところもあるのですが。ラーメンは食べたかったですね。
mamekichi
http://ogasawara.cocolog-nifty.com/ogasawara_blog/
先日、桑名でお目にかかった者です。

その節には、楽しいお話を聞かせていただきまして、ありがとうございました。
桑名は、戦災に遭ったため古い建物があまり残っていませんが、お話ししました六華苑や諸戸氏庭園など、明治、大正の建物も残っています。
また、機会がおありでしたら是非ともお尋ねください。

ブログも拝見いたしました。
一緒にあちこちを歩き回っているような印象で楽しませていただけました。
和三郎
吉良川町
http://blog.goo.ne.jp/wasaburo-1969
私は年に2回は行っています
去年のお祭りでは
桂吉弥さんが、落語をやってました
蔵空間茶館は、遍路宿にもなっていて
ご亭主が若いころに、音楽をやっていたようで
蔵の中に、フェンダージャズベースなんかが飾られています
AKAIのオープンリールのテープレコーダーも動いていた
初夏に庭でいただくコーヒーもいいです
奈半利から北川村へ入ると
いごっそラーメンというラーメン屋があって
村に交通誘導員が必要なほどの、行列を作ります
中岡慎太郎亭などよりもお勧め
ここや安芸は、3月上旬は、お雛さまが飾られています
安田町の南酒造もお勧めです
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