ウォーキングと旅行でのひとり言

江戸東京たてもの園 見学 その5




案内図です。


次は、「旧自証院霊屋(きゅうじしょういんおたまや)」です。(案内図のC2)





尾張藩主徳川光友の正室の千代姫が、その母のお振りの方(徳川家光の側室)を供養するために建立した霊屋です。1652年に建立。

当初は、市ヶ谷の円融寺にある自証院に建てられました。

その後に数奇な運命をたどることになります。

明治になり、寺が衰退したことによって、霊屋は解体売却されたそうです。

その後、西武鉄道の所有をへて、最後に西武鉄道から東京都に寄贈されました。

徳川将軍家を代表する霊屋は数多くあるみたいですが、その多くは戦災等で失われ、今、眼の前にある霊屋は、貴重な文化財のようです。

そう思ってみると、なんか不思議な想いになりました。


次は、「高橋是清邸」です。(案内図のC3)





向こうに見えるのがそうです。

是清邸の玄関に来ました。





高橋是清は、幕末の仙台藩士で、明治、大正、昭和初期の官僚、政治家。

総理大臣もつとめましたが、財政家として知られ、大蔵大臣のほうの評価が高いです。

歴史の教科書にも出てくる、「2.26事件」でよく知られている人物です。


家の中が見学できるということなので、入りました。





車椅子のための補助レールでしょうか。








この家が、あの教科書に出てきた事件の現場と思うと、不思議な感じになりました。

この家は総栂普請の家で、1902年に竣工しました。

戦災をまぬがれ、明治時代の建築を、今に伝えています。

















昔の特徴あるガラス戸。



2階の、2.26事件の現場の部屋に来ました。





ボランティアの人が、ここで事件が起こったことを説明してくれました。

1936年(昭和11年)2月26日の未明、陸軍青年将校が1483名の下士官兵を率いて起こした日本のクーデター未遂事件。

高橋是清がピストルで撃たれるのを、なにかの映画で見た記憶があります。

すごい場所を見学したという思いで、家の外へ出ました。
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