福岡 コンクリートで囲まれた【 古いマンションの浴室 】を【 ピカピカ輝く浴室 】にリフォームしました。
暖か味のある床材・光沢のある壁天井材・安心できる浴槽・工事は博多の建築士三兄弟が行いました♪
実家のリフォームにおススメしたい!!
■このブログは、このような方の役に立つと思います!
・古いマンションで、浴室のリフォームをあきらめていた。(囲われた床壁のコンクリートを壊せない。)
・ユニットバスへの取替えが出来ないとあきらめていた。(浴室のサイズの制限に困っている。)
↓マンションのタイル浴室のリフォーム
「硬く冷たい床」から、「柔らかく暖か味を感じる床」へ、リフォームをしました。
↓床壁天井の内装と、設備を一新したリフォームをしました。
1980年ごろに造られた階段室型の分譲マンションの浴室は、コンクリートで囲まれているため、
ユニットバスが設置できない事例が多く見られます。
階段室型:エレベーターを設置していない5階以下の建物の分類。
↓お得意様からのご連絡をいただきました。
ご家族が長期の帰省をするため、浴室とお部屋のリフォームをキレイにしたい内容でした。
以前、トイレや和室のリフォームをさせていただいたお客様で、網戸の新設など、
ときどきお伺いしています。
お客様のお困りごとをしっかり聞いて、良い提案が出来たらと思います。
↓築40年のマンションの浴室です。
↓お客様の困っていることを確認。
ご要望に沿ったご提案をしました。
お客様のキーワードは、
・劣化・変色・剥がれ・割れ・冷たい・思い・暗い・湿気・硬い・カビ・汚れ でした。
順にご覧ください。
↓浴槽は、長年使用しているとFRPの表面材が剥がれ、光沢が無くなります。
経年劣化と、擦り傷・汚れが堆積して、浴槽が変色してきます。黄色化・白化。
↓浴室の洗い場のモザイクタイルは、小さい角形タイルが一部剥がれています。
白いタイル目地も剥がれて、足の裏に引っかかる感じがします。
↓出入口の下部、框部分は「人工的につくられた大理石」が割れています。
長年、足で踏みつけているので、割れて変形していました。
隙間に水が入っているようで、防水面の心配もあります。
↓アルミ扉は、厚みのあるガラスが使用されていて重たく、丁番の劣化から開閉が重たく感じます。
最所にお伺いしたのが2月ごろだったので、床のタイルが冷たく感じました。
↓床面の目地は、小さなクラックが入っているので、水が染み込みなかなか乾燥しません。
古くなったモザイクタイルの床は、乾きにくいのが難点です。
↓壁面もタイルの割れが、ところどころ見られました。
下地のコンクリートは、地震などでクラックが入ります。連続してタイルにもクラックが入ります。
↓天井面は、ケイカル板が使用してありましたが、塗装も劣化しているため、湿気を吸収しているように思います。
照明は、丸形の蛍光管を使用しているので、薄暗く感じます。
(浴室の明るさの設定は、個人の好みによりますが、ほどほどに明るい方が気持ちが良いかなと思います。)
↓天井には壊れたままの換気扇が残っていました。
錆が進行しすぎたため、ご主人様が換気扇内部の部品を撤去していました。
配線がむき出しになっているのも、危険で気になります。
換気扇用のドレン配管が設置してありました。
現在では、ドレン配管をすることが少なくなっています。
↓シャワー水栓は、吐水とシャワーの切り替えレバーが硬くなり扱い辛くなっています。
↓浴槽には、古い仕様の使わなくなった水栓と、穴の跡が残っていました。
4か所にビス穴があるなど、別の追い炊き機能や、防熱板があったように思われます。
↓浴槽の側面のエプロンが取り外しにくいため、浴槽下の空間のお掃除が難しくなっています。
浴槽の下は、緑色のカビがみられました。
↓モルタルのみで出来た排水桝は、コンクリートから染み出したシリカ質・カルキなどが堆積していました。
排水桝が大きいため、ステンレス板を踏むたびにカタカタと音がして、また冷たいので、どうにかしたいと思います。
さまざまな現場の問題点が見えてきました。
お客様の要望と合わせて、問題をしっかり解決したいと思います。
↓お客様の「困ったこと」を解決するには、以前から採用している工事を組み合わせるいことで
解決しそうです。
↓お客様へは、このようなプランボードでご提案をしました。
平面図や写真を使用して、説明することで分かりやすいと思います。
浴槽をまたぐ高さを、現在の約60cmから、50cmに下げることで、安全性があがりそうです。
(今回は、手すりのご提案はしていませんが、後で取り付けることも可能です。)
あれころとお客様へ説明をして、お話をお伺いして、金額面も調整が出来ました。
お客様のご要望に応えられそうです。
↓少し時間が経ってから、ご注文をいただきました。
いつもありがとうございます!!
ご注文後は、工事に向けて「管理組合への申請」が必要になります。
■今回は、申請のために作成した書類は、
・専有部分修繕等工事申請書 (私たちが作成して、お客様にはサインのみをいただきました。)
・工事内容説明書 (平面図・写真・採用する商品の仕様などを1枚にまとめた説明書。)
・工程表 (解体から始まる、工事の日程を分かりやすく説明する表)
・掲示用の書類 (屋外階段の掲示板に設置するご挨拶用の書類)
↓管理組合への申請中ですが、許可をいただいて浴室換気扇のみを取り急ぎ取替えました。
今回の本工事までには、少しでも浴室を乾燥した状態にしたいので、換気扇を取替えたいと思います。
↓金属製の換気扇を撤去します。
↓コンクリートで囲われた浴室のため、冬場は浴室全体が冷たくなります。
すこしでも結露を防ぐために、樹脂製の換気扇を採用しました。
↓不要になったドレン配管も撤去します。
気になっていた配線は、スイッチから修繕することで使用できました。
電気・ガス・水道の国家資格を持っているので、なんでも取り扱えて工事できます・・・
↓浴室換気扇を取り替えたので、ジメジメ感が無くなりました。
お客様にご入浴の時以外は、換気扇のスイッチを入れてもらうようにお願いをしました。
浴室が乾燥してくれることを願いつつ、管理組合の許可を待ちます・・・
↓2週間後、通常よりも早く許可がもらえました。
ご主人様にいろいろと頑張っていただけたので、大変助かりました。
ありがとうございました。
↓早速、本工事を開始します♪
解体 →左官工事 →防水工事 →床シート工事 →壁光沢パネル工事 →設備工事 →アルミ扉工事
の順番に工事が進みます。
↓工事開始! 割れてしまった人工大理石の框や、タイルを撤去します。
簡単な型枠を作って、モルタルを流し込みます。
↓ひと廻り小さい排水桝を設置したいと思います。
排水桝を踏みつけることも少なくなって、冷たく感じることもなくなります。
↓出入口・排水桝廻り、モルタルで補強しました。
浴槽の幅サイズも考慮して、洗い場の拡張もしました。
↓洗い場に防滑シートを貼るために、下地作りを進めます。
タイル目地に専用のモルタルを塗り込みます。
平坦にして、やすりで磨き上げたら完成です。
↓排水桝の廻りは、水がキレイに流れるように意識して、下地を作ります。
防滑シートと接着剤の厚みを考慮して、平坦に仕上げます。 仕上がりが楽しみです♪
↓塗り重ねて、やすりで磨いてを繰り返して、洗い場を平坦にします。
↓浴槽の下は、しっかりと「洗剤・たわし」で大掃除をしました。
以前より新設の浴槽の脚が少しずれたので、モルタルで拡張して補強します。
↓モルタルで補強した部分は、エポキシ樹脂系の防水塗装を行います。
↓防水塗装を塗り重ねることで、強い塗膜が出来ます。
浴槽の下の水の流れが良くなるので、汚れも発生しにくくなると思います。
↓時間をおいて、塗装を乾燥させた後に、防滑シートの接着剤を塗布していきます。
↓防滑シートをローラー器具で圧着しています。
黄色いシールは、四隅にシーリング材を入れる準備のためのものです。
↓光沢パネルは、天井、壁の順に貼り進めました。
専用両面テープ・専用接着剤を使った工法で、継ぎ目にはジョイント材を使います。
↓今回は浴槽の横に突起があるので、細かく仕上げていきます。
・浴槽の金物も2カ所固定しました。
↓浴槽を設置しました。
計算通り壁との隙間は5mm程度と、あふれた水がキレイに流れます。
床面の水平も取れて、安定した固定が出来ました。
↓シャワー水栓を取り付けています。
水道管の穴の間隔が通用よりも狭く、水栓の固定と水平を取るのに手こずりました。
↓シャワー水栓もしっかり設置できました。ひと安心。
全体的に光が反射して、浴室内が明るくなってきました。
↓リモコンは配線の都合で、同じ位置に復旧しました。
タオル掛けの位置は、お客様に再確認して、固定しました。
(将来の縦型手すり、横型手すりの設置スペースも空けてあります。)
↓アルミ扉を除く工事が完了しました。
工期をずらしたのは、扉の納品に時間が掛ったのと、内装仕上げ材の上から固定したほうが、
防水上メリットがあると判断したからです。
ここから、完成した全体像と細部をご紹介します!
↓満足できる工事が出来ました。
築40年経つ浴室とは思えない。明るい浴室になりました! やってよかった。
↓ホワイトとアイボリーで出来た空間は、全体的に暖か味を感じます。
↓小さくなったステンレス製の排水桝もキレイにハマりました。
防滑シートと排水桝の高さが、絶妙にそろってキレイに水が流れます。水の流れが身持ち良い!
↓天井廻りもキレイにまとまりました。
↓白色系の1,000ルーメンのLED照明が明るく天井、壁を輝かせます。
↓素直に・・・ 早く帰って、お風呂に入りたい♪ そんな気持ちになる!
↓工事前の写真を並べてみました。
↓ここからは、扉の工事になります。
扉の工事前後の違いを、説明したいと思います。
↓最近では、着色したアルミサッシを使うことが多くなりました。
シルバー色だと、少し古さを感じます。
↓工事前のアルミ扉は、回転半径が大きく洗い場に立っていた場合、後退りしなければいけません。
少し大きすぎて邪魔ですね。
↓防災上もガラスを使用しない方が良いかもしれません。
↓アルミ製の扉(折戸)に取替えました。
窓部分は、樹脂製になったので割れにくく安心です。
ホワイトで統一できたもの良いですね。
↓折戸なので、小さく開くので邪魔にならない。
↓現場を細かく採寸して、回収後の壁厚に合わせているので、きっちりと納まっています。
↓片手で軽く開くのも魅力です。
↓軽く開く扉は、取り外しも簡単なので、丸洗いできるなどメリット多数です。
↓最後にまとめの写真になります。
ご覧いただきまして、ありがとうございました。
↓タイル浴室 工事前の写真
↓光沢パネルと防滑シートで仕上げた浴室 工事後の写真
↓ご依頼いただきまして、ありがとうございました。m(__)m
↓採用した商品を、簡単にご紹介します!
↓床材:防滑クッションシート
東リのバスナフローレ・アイボリーを採用しました。
↓気に入っている主な仕様はこちら!
↓快適で安全、厚いクッション層があるので、衝撃に優しい。(硬いタイルより良いですよね。)
冬場のヒートショック対策にもおすすめです。
↓凹凸があるので滑りにくい。ちょうどよい凹凸です。
バスナフローレの詳しい情報は、東リのホームページをチェックしてみてください。
※商品サンプルの請求もできるので、利用してみましょう。
↓東リ ホームページ 浴室・浴場用ビニル床シートNS クリック!
■バスナシリーズ_紹介メーカーホームページ
・商品の詳しい特徴・製品情報・お手入れ方法が確認できます。
↓壁材:光沢のある壁パネル
フクビの鏡面アルパレージを採用しました。
↓鏡面のパネルがおススメです。
ホームページの情報量が少なく感じます。カタログの確認もおススメです。
鏡面アルパレージの詳しい情報は、フクビのホームページをチェックしてみてください。
↓フクビ ホームページ 浴室・水回り 浴室用天井材・壁装材 クリック!
■鏡面アルパレージ 紹介メーカーホームページ
・製品カタログのチェック・製品に関するよくある質問が確認できます。
↓その他、床のみの工事事例があったので簡単にご紹介します。
↓床のみのリフォーム 工事前
ちょうど2年前に、色見本を見ていた時の写真です。
洗い場は、ひし形のモザイクタイルが貼られています。
↓床のみのリフォーム 工事中
排水口廻りにシリコンを入れている写真です。丁寧に仕上げています♪
↓床のみのリフォーム 完成♪
排水口廻りも、キレイに仕上げています。
↓床のみのリフォーム 完成♪
壁面のタイルはそのままにしています。
足裏・肌に触れる床面から、施工してみても良いかもしれません。
当時、奥様に大変お喜びいただけたのを覚えています。ありがとうございます。
↓築40年のマンションでも美しくなりました。
↓最後までごらんいただき、ありがとうございました♪ 博多の建築士三兄弟
↓トライクルハウス株式会社のホームページもご覧ください。 あなたのお役に立ちます!
営業日・営業時間などは、ホームページに記載しています。
トライクルハウス株式会社の電話番号は、092-791-1801です。 お気軽にご相談ください!
感謝!!!