携帯で繋がる人

好きな作家のエッセイの中に携帯電話について書かれた話が一つあって、読んでて身近にもいるなぁと思った。

会社の食堂では常に携帯を開いている人がいるし、食事そっちのけでメールを返している人もいる。
話を聞けばたいした内容では無いらしい。でも必死に文章を打って素早く返信。
早く返って来ないと文句ばかり言って、また携帯を見ている。

その人には何十人ものメル友がいる。
数回しか会った事の無い人や、友達やネットで知り合って顔も知らない人もたくさん。
飽きれば連絡はしないと言うし、毎週の様に新しい人がリストに加わる。
これは友達と言えるのだろうか…本人は『友達』と言っているが。

そんな話題の後に俺にも話がふられるが、メールしてる人の数は２０人程。
常に連絡を取り合っている訳では無いが付き合いは長い。
幼稚園や小学校時代の友達もたくさん。

それだけ長く付き合ってもらうのは良いなと思ってて感謝してるのだが、その人に言わせれば、「友達が少ない」だの「メールはいつも来てない」だの言われる。

まぁ～言われた所で怒りはしないし軽く流してやるけど、携帯で繋がってるだけってのは寂しいなと思う。
年に何回かしか会えない友達もいるが、実際に会ってしゃべって長く付き合える友達の方が良いと思うんだけどねぇ。

考え方は人それぞれだからどれが正しいってのは無いが、本を読んで俺はこんな風に思った。
毎日使ってる携帯もたまには使わないのもありかも。
そういや俺の携帯は休日は手元に無い事がほとんどだ…