おもいつき小話

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コーチング

2013-06-08 23:59:31 | 本・雑誌・マンガ
前中日監督の落合博満氏の著書「コーチング」を読んだ。監督に就任する前に書いた本で、野球よりビジネスで実践出来そうな内容が多く書かれている。
タイトルの通り主に仕事を教える立場の方に読んでもらえれば参考になると思う。
ここ2、3年で年下の後輩が増えて来たが、そんな人にも取り入れられる事も書いてある。

【見ているだけでいい】と言うのは業種にもよるが一般社会でも使えるのではと思う。
今の職場に入ったばかりの頃は先輩に(例の方では無い)最初から最後まで見てもらって仕事をしていたが、やりにくい事もあった。
やりながらメモをして自分でマニュアルを作るスタイルなので、最初の数回は結構時間がかかる。
でも横で見られると早くやらなきゃと焦って作業を進めてしまう。
そんな事もあり後輩には簡単な流れを教えて、分からない事があったらそのつど聞いてもらう方法を試してみた。
すると渡したマニュアルに色々書き込んで自分のスタイルを作り上げていった。自分とは違うやり方もあって参考になる部分があり、こっちも勉強させてもらった感じ。
もし自分のやり方を1から10まで教えたら、単純にコピーした方法で仕事を進めていて新たな発見は無かったかもしれない。
まぁ頭の回転が速い子なのでどんなやり方でも大丈夫だったと思うけど…今では複数の仕事をこなせる様になっていて、部署に欠かせない存在となっている。
他にも後輩のような方はいるものの、他部署で何年も経験を積んで来たばかりなので純粋な後輩は1人だけ。
それでも人に教えられる存在になったんだな~と思うよ。

会社には色んな人がいてその人達をまとめる上司は大変だと思う。
俺の後輩の様な考えて仕事をする人もいれば、自分の世界を作って仕事をしている人もいる。人の輪を作るのが上手い人もいれば、あいさつもしない外れた存在もいる。
各人のクセを知り適材適所で仕事が出来ればみんなやりやすい環境になるが、なかなかそうはいかない。
入りたての頃は人を使うのが上手い上司が多かったが、今は自分のいう事を聞く人を集めて仕事をさせる上司が増えた。
なのでもの凄い仕事量の人もいれば、ほとんどやっていない人もいるようになってしまった。

こういうビジネス書を鵜呑みにして何でもかんでも取り入れるのはどうかと思うが、偏りが結構あるウチの会社の人にはぜひ読んでもらいたいよ。

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