まこっちゃんのリフォームまでの軌跡

1人暮らしの我が家のリフォームといろんな事のブログ

音楽とは!5

2007-10-15 21:25:45 | 音楽
はぁー、今日も一日終わりました。疲れたーっと!んじゃ、続きです。


やっと、専門の先生が来てくれました。が、雰囲気が暗く、挨拶もしませんでした。
私は、

「夜遅くにすみません。血がとまらないんです。」

私は、血を吐きながら途切れ途切れに言いました。先生は、あまり話さずに、うなづいていました。

「発作を起こしてから、どのくらいですか?」

私は、同じ質問をまた、答えねばなりませんでした。

「9時前でしたので、もう、そろそろ2時間を過ぎるくらいです。」

「そうですか。」

と先生、私は、

「以前、福岡の医者に言われたのですが、2時間以上発作が続くと死ぬかもしれないと言われたんですが、大丈夫でしょうか?」

私は、血を吐いているのです。喋るのもとぎれとぎれでした。先生は北○先生と言います。
北○先生は、

「米○さんは、何しに敦賀にきたのですか?」

と聞き返しました。

(へ?何の質問や?)(血を吐きよう時に聞く事や?)

私は、

「仕事にですよ。それは、何か治療に関係あるのですか?」
「先生、看護婦さんもいますから、言っておきます。インフォームド・コンセンドでお願いします。」

と、私は聞き返すと、先生は、

「米○さんは、どこから来ました?」

「米○さんは、日本人なんですか?」

「米○さんは、なんの仕事をされているのですか?」

「米○さんは、意識ははっきりしてるんですか?」

私は、とぎれとぎれながらも、はっきりと質問に答えましたが、最後に、

「その質問は、医療に何か関係があるのですか?」

北○先生は、私の質問には答えませんでした。私は、怒りました。

(また、福岡の大きな大学の病院の時と同じだ。)

小さな時から、嫌な目に合うのは慣れていましたので、私は、そういう人に会うと、
(可愛そうな人だ。こういう人は、良い人間関係を築くことは出来ないだろう。)
と諦めにも似た、妙にさめざめとした感情になり無口になったのでした。

                        ・・・・・つづく



音楽とは!4

2007-10-14 11:39:48 | 音楽
いやー、久しぶりの凹んでいます。何でかいなー!まー40代のおっさんが凹んで腐っていても、可愛いくもないんで(でも、私は可愛いおっさんを目指す。)
頑張らなーね。


私は、諸事情で収入や貯蓄がなく仕事をしに福井にいってたのですが、この発病で、またお金がかかるようになります。

(あーどうするやー、こりゃーまた金がかかるばい。)
(どうなっちゃったんだ、俺の体は?)

宮○君は、まだ、待合室で待っていてくれてました。代わりの先生が来てくれたのは、1時間半くらい過ぎたくらいでした。時間は、11時を回ったくらいです。咳が出だしたのが9時を少しすぎたくらいだったので、血を吐き出して、もう2時間を過ぎようとしていました。

(あーもう2時間もたつのか?前に2時間発作が出たら心臓のほうがマヒして死に至るって言ってたよなー。参ったなー)

発作を起こしながら、私は、お金の事や、いろいろな事を考えていました。
先生が治療室に入ってきました。看護婦さんが、

「先生が来ましたよ。安心して下さいね。」
「はい。」

私より、少し年下のこれまた若い先生でしたが、夜中に呼び出されて不機嫌そうでした。
私は、安心する所か不安になりました。
そして、この不安が的中するのでした。これから、思い出したくもない4時間がはじまるのでした。
                       ・・・・・・つづく


音楽とは!3

2007-10-13 09:36:46 | 音楽
今日は、バンドの練習でした。良い練習だった。やっぱバンドはいいね。
はーっ今週もあと一日仕事だー!
それでは、つづきです。




夜勤の当番の医者なので、専門ではないのでしょうが、医者の態度はひどいものでした。
私は、血圧と脈拍があがっていたので、

「頭と首筋に氷枕かアイスノンをひいてください。」

と看護婦さんに言いました。看護婦さんは、

「なぜですか?寒くはありませんか?」

と聞き返しました。この日は寒い日でしたので心配してそう言ったのでしょう。
私は、

「こんなに、脈拍と血圧が上がっていると、脳の中の血管が切れたら、意識を失ってしまいます。」

「だから、冷やしてください。寒くなったら自分ではずします。」

と看護婦さんに言いました。看護婦さんは、

「他に何かありませんか?」

「酸素の供給量が70%を切るようだったら、知らせて下さい。」

私は、まだ血を吐きながら、咳こみながら看護婦さんに言いました。

看護婦さんは、私の目を見て深くうなづき、心電図や酸素供給量がわかる装置を私の体につけてくれました。それを聞いていた先生は私に、

「米○さん、何でそんなに医療処置にくわしいんですか?」

と聞きました。私は、

「私はラグビーのメディカルサポーターという資格を持っています。」
「ラグビー場の四肢損傷の処置しかできませんが」

と言うと、若い夜勤の医者は、慌てたように、

「もうすぐ、専門医が来ますからね。」

と、また、黙りこくって看護婦となにやら小さな声で看護婦さんと話していました。
発作が始まって、もう2時間近く経っていました。私は、

「やばいな、もうすぐ2時間だ。」

とはっきりと認識して、また洗面器に血を吐きました。

                           ・・・・・・つづく

音楽とは!2

2007-10-12 04:39:04 | 音楽
音楽とは!2

音楽とは!何て大げさなお題目ですけれど、~右から左へ受け流して~(笑)
つづきです!



看護婦さんに、連れられて治療室に入った私ですが、先生が来たのは15分から20分後でした。先生は、

「どうしました?」

私は、

「肺から血が出て止まらないんです。」

と咳き込みながら言いました。

「後で、専門の先生が来ますから。」

と言って、看護婦さんに点滴の準備をさせてました。どうやら、この先生は専門の先生ではなく、他の先生に連絡を取り点滴の薬を聞いているみたいでした。ものすごく若い先生でした。まだ大学を出たばかりくらいで、看護婦さんにいろいろ聞いているみたいで、頼りない感じでした。

心細くなりましたが、元来明るい性格なのであまり気にしませんでした。私は、この時、私の病気を、発作性心頻拍と気胸か肺気腫だろうと思っていました。

看護婦さんにも、そう言ったと思います。看護婦さんは割りと年配の方で、私が咳き込みながら出血してるのを見て、心配しながら点滴を準備してくれました。

若い先生は、学校の授業をしているように看護婦さんに病気の説明や機材の準備などを話していました。この先生は患者の私には、お構いなしで交代するのを待っているみたいでした。

私は、血をたくさん吐きながらトホホな気持ちになったのを憶えています。

                    ・・・・・まだまだ、つづく。

音楽とは!

2007-10-11 05:19:55 | 音楽
続きです。

題名が音楽なのは、ちょっとかな?なんて思いますけど・・・放っておいて(笑)

いつもなら、5分か8分くらいで、動悸がおさまるのですが、この日は治まりませんでした。回数も、子供の時は、2年に一度ぐらいで、出たり出なかったりで、30を過ぎたくらいから、頻繁になり発作の時間も長くなっていたのでした。

仕事を辞めてからは、発作も出なくなり安心していたのです。

その日の発作は違いました。咳がでて止まらないのです。電気を消していたので、ティッシュでタンを取っていましたが、次第に、タンが水っぽくなっていったのです。疲れてて眠かったので電気を消したまま、洗面器を取りに行きしばらく咳から出てくる水のようなタンをはいていたら、30分くらい発作が続いていました。

医者からは、

「発作が20分以上続くのであれば、医者に行ってください。」

と言われていたので、電気をつけてみると、洗面器の中は血だらけで、泡のようになっていました。私はこれはいかん!どうかせないかん!と思いました。

しかし、かかり付けの医者も身寄りもなかったのです。誰かに連絡しなきゃと思い会社で仲良くなった同僚に電話をしました。

「すまん、宮○君、肺から血が出て止まらんったい!病院に連れて行ってくれんかいな?」

「待っとれ、すぐ行くわー。大丈夫か?」

会社の同僚はすぐに来てくれました。本当に宮○君には感謝しています。
私は、肺から出てくる血をタオルで止めていました。血だらけになったタオルを見て同僚はビックリしたようで、
「大丈夫か?すぐに病院に連れていってやるさけー。」
といって、私を乗せていって敦賀市民病院に行きました。

私の出血は止まらずにずーっと咳き込んでいました。
私たちは、緊急の出入り口から病院に入り、医者を待ちました。
もう一人、子供が外傷で医者をまっていました。宮○君は、
「大丈夫か?大丈夫か?」
と何度も聞いていました。私は、
「大丈夫やけん、心配せんでよかよ。」
と言いながらも、咳は止まらずに血だらけでした。

もう一組の子供の親御さんが、血だらけで咳き込んでいる私を見て、

「私たちは、後でいいですから、先に見てもらって下さい。」

と看護婦さんに言ってくれて、私は、咳き込みながら、

「どうも、すみません。」

と謝り、治療室に入りました。発作が始まって、かれこれ1時間はたっていたでしょう。

                      ・・・・・つづく