昨日と同様な労務問題についての著書、元労働基準監督署の方の著書です。昨日の続きといえば続きかも…
労働Gメンと言われる労働基準監督官、今は退職されてコンサルタント事務所を事務所をされているそうです。嫌がられるお仕事でもありますよねえ… 読んでいてそう思いました。企業総務も社内警察的なところがあって嫌がられるところは共通しています。そこも共感させていただいたところも多いこの著書でした。でも事故調査とか本当に大切で大変なお仕事、お察しいたしました。「雰囲気でわかる」「ブラック企業は常に見られている」とお書きになっています。
著者も言及されていますが、労働基準行政がこんなに社会問題化されたこともかつて無かったような気がします。それは今では「~ハラ」とか言われるような不幸な事件があったり、女性が労働市場に増えたことも大いにあると思います。この著書の著された後、残業規制が法律となり企業にとって荷重労働対策は避けて通れなくなりました。働く環境については賃金がそれに伴うかというのは別にして日本社会全体としては以前よりは改善されていると感じています。指揮命令下に置く、という労働の前提もテレワークでだいぶ緩和された面もありますし…
労働組合運動などの書き物も触れたことがありますが、よく春闘の回答がなどでクローズアップされるように条件闘争が表立っていたように感じます。その前にまず健康でなくては労働で寄与出来ない、この基本精神で私も臨まないとと改めて気づかせてくれる本でした。 かと言って若いうちからその時間内でしか「働かない」というのも違うと思います。休みであっても知見を広めて仕事にも人生にも有効にと意識することも肝要だと考えます。それを労働時間、という時間で切り取るのも疑問を感じてしまいます。休みとか会社を離れていても新聞の年金記事や企業の制度改革などにめをやって調べてしまうのも私のくせになりました。そんなこんなで30年弱、能力の足らない私でもかろうじて仕事になっています… 以上、本を読んでからの私見、実務屋のつまらないつぶやきを失礼しました。
あとこの本を読んで役所の方も人間であること、改めて当たり前ですが感じた次第です。とにかく自分の多くの時間を捧げる職場環境、よりよいものにしたいですよね。 以上、今日もご覧いただきありがとうございました。今日も暑そう…
7614個 モノを捨てました!(^_^)
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