あれは2011年8月のこと、
夏風邪をひいた。
母が初めて1か月ほど入院した。
それまで、調子が悪いと言いながらも何とか家事をこしていた母
そのすべてが一気に止まる。
実家には何もできない兄とワンコ。
母の病院に顔を出し、実家に行き、晩御飯と洗濯や掃除。
そうだ、仕事もしていた。
どうやって時間を作っていたのか??魔法使いか?
まぁいいや。
数値が安定し、退院した次の日くらいだったと思う。
気が緩んだのかどうか分からないけど
鼻からくる風邪を引いた。
咳はなく、鼻水と鼻づまりが大変なことになった。
鼻が利かないのは風邪だから仕方ないと思っていた。
鼻水も収まってきた。でも・・・
3日目くらいに異常に気が付く。
あれ?匂いがしない??
え・・・嘘?
世の中から匂いが消えた。
それでも、1週間もすれば治るだろうと思っていたけど、
嗅覚は戻らない。
怖くなって耳鼻科に行った。
嗅覚障害。
「治る人もいれば治らない人もいる。」愕然とした。
ステロイドの点鼻薬を処方された。
既に炎症があるわけではないのにな・・・気休めだよ・・・
毎日、日に何度も色んなものを嗅いでみる。
嗅いでも匂いがしないので凹む・・・
でも、今度は匂うかも?と期待し
嗅ぐを繰り返し、凹むを繰り返す。
母が本調子ではないので、実家の用事を引き受けていた。
私も、毎回夕食を作る時間がないので、当時母がお気に入りのデパ地下で
総菜などを買って実家に通った。
何より、味覚もおかしいのだから作るのも苦痛。
デパートの1階は化粧品コーナーが鎮座している。
夏風邪をひいた。
母が初めて1か月ほど入院した。
それまで、調子が悪いと言いながらも何とか家事をこしていた母
そのすべてが一気に止まる。
実家には何もできない兄とワンコ。
母の病院に顔を出し、実家に行き、晩御飯と洗濯や掃除。
そうだ、仕事もしていた。
どうやって時間を作っていたのか??魔法使いか?
まぁいいや。
数値が安定し、退院した次の日くらいだったと思う。
気が緩んだのかどうか分からないけど
鼻からくる風邪を引いた。
咳はなく、鼻水と鼻づまりが大変なことになった。
鼻が利かないのは風邪だから仕方ないと思っていた。
鼻水も収まってきた。でも・・・
3日目くらいに異常に気が付く。
あれ?匂いがしない??
え・・・嘘?
世の中から匂いが消えた。
それでも、1週間もすれば治るだろうと思っていたけど、
嗅覚は戻らない。
怖くなって耳鼻科に行った。
嗅覚障害。
「治る人もいれば治らない人もいる。」愕然とした。
ステロイドの点鼻薬を処方された。
既に炎症があるわけではないのにな・・・気休めだよ・・・
毎日、日に何度も色んなものを嗅いでみる。
嗅いでも匂いがしないので凹む・・・
でも、今度は匂うかも?と期待し
嗅ぐを繰り返し、凹むを繰り返す。
母が本調子ではないので、実家の用事を引き受けていた。
私も、毎回夕食を作る時間がないので、当時母がお気に入りのデパ地下で
総菜などを買って実家に通った。
何より、味覚もおかしいのだから作るのも苦痛。
デパートの1階は化粧品コーナーが鎮座している。
私の好きな香りが漂っている。
その中でもロクシタンのコーナーからひときわ良い香りが放たれていた。
でも、それも私の鼻に届くことはなかった。
1か月が過ぎた。
いつものようにデパートに向かう。
自動ドアが開いて、数歩行った瞬間のことだった。
どこか、遠くの方で、本当に遥か遠くの方で微かに香りがした。
気のせい?幻の現象?
一旦、外に出た。
そして、もう一度デパートに入った。
思いつきり鼻から空気を吸ってみた。
する!するよ!微かだけどロクシタンのコーナーの香りだ!
嬉しいっ!
半ベソで地下へのエスカレーターに乗った。
それからは、本当にゆっくりだけど匂いが戻ってきた。
でも、匂いによっては例えば排気ガスなどは、
自分の知っている匂いとは違う匂いがしていた。
それは、半年くらいは続いた。
普段は当たり前のように使っている嗅覚。
一定期間、機能しなかったのは私にとっては
恐怖でしかなかった。
例えば料理を焦がしても分からず火災が起きるとか
ガスが漏れていて気付けないとか。
嗅覚をつかさどる細胞は、強い炎症によって壊されることが
多々あるけれど、少しでも細胞が残っていれば修復力も強い。
そのようなことをどこかの医学系のサイトで読んだ。
今でもロクシタンのコーナーの香りがすると
あの、嬉しかった記憶が蘇る。
その中でもロクシタンのコーナーからひときわ良い香りが放たれていた。
でも、それも私の鼻に届くことはなかった。
1か月が過ぎた。
いつものようにデパートに向かう。
自動ドアが開いて、数歩行った瞬間のことだった。
どこか、遠くの方で、本当に遥か遠くの方で微かに香りがした。
気のせい?幻の現象?
一旦、外に出た。
そして、もう一度デパートに入った。
思いつきり鼻から空気を吸ってみた。
する!するよ!微かだけどロクシタンのコーナーの香りだ!
嬉しいっ!
半ベソで地下へのエスカレーターに乗った。
それからは、本当にゆっくりだけど匂いが戻ってきた。
でも、匂いによっては例えば排気ガスなどは、
自分の知っている匂いとは違う匂いがしていた。
それは、半年くらいは続いた。
普段は当たり前のように使っている嗅覚。
一定期間、機能しなかったのは私にとっては
恐怖でしかなかった。
例えば料理を焦がしても分からず火災が起きるとか
ガスが漏れていて気付けないとか。
嗅覚をつかさどる細胞は、強い炎症によって壊されることが
多々あるけれど、少しでも細胞が残っていれば修復力も強い。
そのようなことをどこかの医学系のサイトで読んだ。
今でもロクシタンのコーナーの香りがすると
あの、嬉しかった記憶が蘇る。