初夏、葉桜の風が二人を包んで、さわやかな旅行だった。すっかり調子があがって恥ずかしさも忘れて、
「二人のユートピア」
とハチは声が弾んだ。反面内心であまりにも自由奔放な彼女を不安でなくもなかったが、キザッぽくならない話術にハチは自信がありそう弾んだ。桜の咲くころより、今の季節の方が彼女の性格的に似合っているようだった。
(つづく)
「二人のユートピア」
とハチは声が弾んだ。反面内心であまりにも自由奔放な彼女を不安でなくもなかったが、キザッぽくならない話術にハチは自信がありそう弾んだ。桜の咲くころより、今の季節の方が彼女の性格的に似合っているようだった。
(つづく)