50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

窓の宇礼市にそのなつかしげな目の色・・・

2015-06-03 21:35:22 | 小説
窓の宇礼市にそのなつかしげな目の色を演じていながら、内心誰に言うともなくて、「あなたは妬けないの?」と軽く言えていた。「気分は最低でしょうね、しかし、理恵さんのためになれれば・・・・・・それにこの風景から、ぼくは今ふと考えたのです、今度シリアスなドラマの出演があるのです。つまりはこの街はその、ぼくの演技に役立てればいいわけだから」と彼は言うのだった。

(つづく)


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