窓の微風に肌寒さに、冷たい牛乳・・・・・・まっかなバラ。晴れた空、やがて梅雨の空、そして夏空が待っているだろう。離婚届に署名、捺印を。そうクモは順に思い思い、鼻歌さえも飛びだしかねなかったものだった。
「悪夢でした。田舎へはそういえば済みます。ふん。何よ。笑わせないでよ。悲しそうにされるよりはいいのかも・・・・・・平和な顔。深刻な小説なんか読む気にもなれない。お見合いの後であなたがキザにいったこと、覚えているわ、だからって」
と彼女は声が途切れた。
(つづく)
「悪夢でした。田舎へはそういえば済みます。ふん。何よ。笑わせないでよ。悲しそうにされるよりはいいのかも・・・・・・平和な顔。深刻な小説なんか読む気にもなれない。お見合いの後であなたがキザにいったこと、覚えているわ、だからって」
と彼女は声が途切れた。
(つづく)
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