50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

あっけない幕ひきを・・・

2015-03-16 20:28:24 | 小説
あっけない幕ひきを知らせる風だ。クモとしてはこの窓のバラのように、いつも生きたがっていた。
「ぼくは今も変わらないさ。お互いさまじゃないのかな?」
クモはそう言って微笑、高慢ちきな若さの怖さとかが少しも胸にきていなかった。

(つづく)


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