50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

夏子よりは少し美貌で細身の妻で、・・・

2015-10-14 21:20:57 | 小説
夏子よりは少し美貌で細身の妻で、幸男は、よく対照的と言われることには耳なれている。美男と煽てあげられて乗る、大様と言えば大様な正確に、幸男は今日のような時は弱ってしまう。弱るではすまされないわけもある。
「展示されるのか?」
「まさか。単なる習作ですわ」
と道江は言い、夏子は変に笑った。

(つづく)


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